水曜定休【BTSビルディング】４

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垂れ下がる前髪の隙間から
・・ﾕﾝｷﾞの射る様な瞳が、覗く

・・いつになく、その瞳に
艶がある気がして・・目をそらした

だって、見続けたら
・・その艶やかな瞳に、堕ちそうで・・

あぁーーーーっ

こんなことされて
・・動揺しない方が、おかしいよね？

最近、ご無沙汰だとか
・・関係ないよね？！(涙)

素直に、そう・・
動揺してます、余裕ないですって
白状する・・？


YG「・・・ふっ、わっかりやす
ガッツリ動揺してんじゃん(笑)」


鼻で笑ったかと思うと
・・余裕の笑みを浮かべて・・


YG「・・なぁ」


グッと
ﾕﾝｷﾞの前髪が
私の前髪に、重なる距離にまで近づいて


YG「・・あんたが動揺してんの
・・・・悪くねぇな・・」



は？
何それ・・


「やっぱり、人の反応を
面白がって・・」

YG「じゃなくて・・あんたが
俺の行動にいちいち反応して・・
隠しきれない、女の面を見せるのが
・・割と、悪くないって意味」


え・・？
私の・・女の面・・？


YG「まぁ、だからって・・
・・安売りすんなよ？
ヤバいから・・」

「は？
それって、キモいって・・」

YG「話聞いてたか？
・・あんたが思ってる
ヤバいじゃねーよ・・」


私が思ってる
・・ヤバいじゃ・・ない？


YG「・・ホントさ・・」


ﾕﾝｷﾞが喋るたび
・・吐息が、唇を掠め・・



YG「俺、今・・
結構・・ヤバいんだけど？」

「・・は、い？(汗)」

YG「早く逃げねぇと
・・もっと、俺も
男の顏・・見せる事になるけど？」


そう言って
・・少し、掴まれてた手首にかかる力が
軽くなったから

あ、そうなる前に
・・逃げろってこと？

慌てて
・・そこから、脱しようと
手を動かすと・・





【YG『勘違いすんな』】





YG「だからって
逃すとは、言ってねーから」

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