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「ヌナ!ヒョンとおともだちだったの!?」
「いやお友達っていうか...今日たまたま会っただけだよ」
「ふぅん...ヒョン!持ち上げて!」
ホソクさんと一緒に弟を迎えに行くと、
あれ!?ヒョンだ!と嬉しそうにはしゃぐ弟に溜息をつく。
学童の先生にもAちゃんの彼氏?なんて聞かれてしまって、
必死に違いますよ!と否定するのでいっぱいだった。
ホソクさんに持ち上げられてきゃっきゃとはしゃぐ弟。
ホソクさんもあの時の眩しい笑顔のような気がする。
「ホソクさんって、こどもが好きなんですか?」
「うん、大好き!」
一瞬、大好きなんて無邪気な笑顔を向けられてドキッとした。
私に向けられた大好きではないのに。
聞けばあのショッピングモールに知り合いがいるらしく、
あそこのバイトを紹介されたらしい。
「こどものキラキラした笑顔が大好きでね、いっぱいいっぱい笑ってほしいなーって思ってバイト始めたんだ」
「ホソクさんもキラキラしてますよ、なんかかっこいいですね」
「うぇっ!?」
心底驚いたように声を上げるホソクさん。
ほんのりと頬を染めた彼は、
ちょ、ちょっとまって!?と一人パニック中。
ホソクさん、顔はいいから言われ慣れてると思ったけど、
思いの外、ウブな反応にこっちまでドキドキしてしまう。
ヒョン、早く進んで! という生意気な弟の声に、お互い現実へ引き戻された。
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ヒスイ(プロフ) - リオさん» コメントありがとうございます。クサズがとても好きで、でもなかなか巡り会えず自分で書いてしまいました笑 リオ様の癒しになれたのでしたらこちらも嬉しい限りです。最後までありがとうございました。またご縁がありましたら宜しくお願いします。 (2018年8月28日 19時) (レス) id: c06cea6d4c (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 完結お疲れ様でした。クサズメインのお話って少ないので寂しく思っていたのですが、こんな素敵なお話に出会えて嬉しいです。ホソクの笑顔には周りを元気にする力がありますよね。ひと時の癒しをありがとうございました。 (2018年8月28日 18時) (レス) id: ba173bb279 (このIDを非表示/違反報告)
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