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30★ ページ30

30過ぎて初めてクリスマスツリーなんて買った。


リアリストの父から幼い頃から
サンタはいないって言われてたし
うちのクリスマスはご飯が豪勢なくらいだった、



「ツリーの飾り付けはどうですか?」

JN「見ての通りです」



Aさん家のクリスマスは真逆らしく
1週間前から家を飾り付けていた。



「クリスマスツリーが見つからない」
と言われたのは3日前、ギリギリ24日の今日届いた。



「ツリーの飾り付け楽しくないですか?」

JN「最初は楽しかったけど…」

「飽きちゃいました?」

JN「はぃ、」



Aさんはふふって、小さく笑うと
床に散らばるオーナメントを1つ取って
ツリーに丁寧に飾り付けた。



「クリスマスの思い出を話しながらやれば
少しは楽しさを取り戻せますか?」

JN「Aさんが手伝ってくれるだけで
やる気はとりあえず取り戻せます」



少しきょとんとしてから次は大きく笑った、



「最後まで一緒にやりますね」









.
.
.









JN「………言っときますけど、
Aさんだけですから。。
Aさんじゃなきゃ買いもしません」






「……そうですね、私もジンくんじゃなきゃ
おねだりなんてしませんよ」








そうやってまた、特別の負荷を重たくする。









だけど、









それを嬉しく思う僕は、









とんでもない馬鹿者、

31★+.→←29.



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作者名:くちびる | 作成日時:2020年4月17日 9時

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