ストロベリー。JM&TH&JK 2

ストロベリー×73 ページ26

雨でぼやける外灯が

ぼんやりと病室を照らす。







『ジミ…ナ…』



眠るジミンの手を握る。





雷の音が聴こえるたび、

怖くて握る力が強くなる。



JM『…ん…、A…』



『あっ！ジミナ、

　ごめん、起こしちゃった！？』





ジミンがうっすらと目をあけた。




JM『ううん



　 …Aが無事なら

　 良かった』






『ごめん、ごめんなさい』



視界が歪んでいく。





『ごめんね


　私のせいでこうなっちゃって



　ごめんね


　こんなに想ってくれてるのに

　気持ちをかえせなくて




　…ジミナ、


　好き。好きだよ』






JM『おま、今なんて』



『好き。ジミンが好き。』







JM『それってさ…

　 期待、していいの？』






視線が交差する。



『…ん、』






腕をぐっと引き寄せられると、


目の前にジミンの顔。







JM『好き、って

　 はじめて言ってくれた。





　 俺も好き、


　 俺こそごめんな、守れなくて』







目を細めて微笑むと、

そっとキスをした。









ゴロゴロ……





外の雷はまだ止まない。


自然と手が震える。







JM『…怖いの？


　 おいで？』




ジミンに引き寄せられると、



ベッドから

優しく包み込んでくれた。




『…ん、ジミナ…』




不安が薄らいでいく。



そこで意識をてばなした。

ストロベリー×74→←Rap Monster

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す