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買い物をしていると普段気づかないものが目に入ったりすることがある。
ライター専門店
こんなお店、あったんだ。
試しに近寄ってみるとその店の扉が開いて驚いて固まってしまった。
出てきたのは、若い男性。
私に気づいて目を向けるとニコリと笑った。
「いらっしゃいませ」
てっきりお客さんかと思ったら、どうやら店員さんだったらしい。
その柔らかそうな黒髪や、切れ長だけど優しそうな瞳。
どことなくユンギに似ている気がする。
「よろしければ見ていきませんか？」
『ぁ、ごめんなさい…ちょっと気になっただけなんです』
「ああ、そうでしたか」
男性のわりには少し高いクリアな声。
「タバコ、吸われるんですか？」
『え、いや、吸わないです』
「じゃあ周りに吸ってる人が居るんですね」
私に顔を近づけて、すぅ…と息を吸われて思わず背中を反らせた。
「彼氏さんですか？」
『えっ、な、なんで…』
「この匂いのタバコは若い男性から人気な銘柄なんですよ。
その反応からしてビンゴですか？」
ふわりと笑った顔を見て思わずドキリとしてしまう。
ライター専門店で働いてるだけあってタバコとかそういうのに詳しいんだ。
陽の光を吸収しているかのようにキラキラと輝く髪が靡いた。
その風にふと気になる香りが鼻を掠める。
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130号室(プロフ) - 夜ふかしさん» 夜ふかし様ありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張りますね♪ (2021年8月4日 13時) (
レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
夜ふかし - 面白くて続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2021年8月1日 2時) (レス) id: 6551a6decb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：130号室
| 作成日時：2021年8月1日 0時
