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頭が痛い。お腹が痛い。胸が痛い。
身体中のネジが取れたように、動けない。
動く気にもなれない。
それでもすぐに引っ越した。
ユンギと殆ど同棲していたようなあの部屋を見るたびに私の生きる意味は何だろう、と考えてしまうから。
そんな引越し先で働き始めた事務の仕事で…彼と出会った。
「この仕事、辛い？」
『…え？』
ソクジン先輩に誘われて行った食事先で、当然そんなことを言われた。
今の仕事は結構満足している。
給料も悪く無いし周りの先輩方はソクジン先輩含めて、みんな良い人ばかりたし。
そんな風に思われるような理由が見当たらない。
『…どうして、ですか？』
SJ「…あのね、これは僕が勝手に思っている事なんだけど… ⚪⚪ちゃんって、なんかいつも泣きそうな顔してるように見えて…」
心臓が、トクリと鳴った。
SJ「深読みしてるんだったらごめん。でも、僕にはそう見えたんだ」
そんな風に言われたのは初めてだった。
…引っ越してから半年。
ユンギから別れの言葉を放たれたあの時から、1度も泣いていない。でもそれは泣くのを我慢してるんじゃなくて…。
…泣けなかった。
家に帰った時、朝起きた時に誰も居なくても。
ご飯を間違えて2人分作ってしまった時も。
虚しいと思う気持ちはあったのに。
現実を受け入れられてないのか、涙が出るほど辛いわけではないのか…自分のことなのによく分からない。
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130号室(プロフ) - 夜ふかしさん» 夜ふかし様ありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張りますね♪ (2021年8月4日 13時) (
レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
夜ふかし - 面白くて続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2021年8月1日 2時) (レス) id: 6551a6decb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：130号室
| 作成日時：2021年8月1日 0時
