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「A、この段ボールはもうガムテープしちゃって平気？」
『うん、いいよ』
ジニオッパは私がさっき持とうとして諦めた衣類の段ボールを軽々と持ち上げて他の段ボールに重ねていく。
『オッパ、手伝ってくれてありがとう』
SJ「いいよ、どうせ僕らの部屋に置くものになるんだから」
『…』
…少し耳が赤い。
僕ら、だなんて自分で言って、照れてるんだ。自然と口元がにやけてしまう。
部屋の引き出しにある小さな小物を段ボールに詰めていく。
…あ
棚の中を整理してるとき。
1番奥にしまってあったソレを手に取った。
柄の無いシンプルな…。
SJ「…ライター？」
『わっ、び、ビックリした』
真後ろから聞こえた声に驚くとごめんごめん、と軽く笑われる。
SJ「昔、タバコでも吸ってたの？」
『………う、うん』
SJ「そうだったんだ、知らなかったな。でも、ちゃんと辞められて偉いね」
大きい手は私の頭を優しく撫でた。
その手の温かさが心地よくて、より罪悪感が大きくなる。
…どうして私、嘘ついちゃったんだろう。
私はタバコなんか吸ったこともなければ周りにだって居ない。
…ユンギ、あの人だけなのに。
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130号室(プロフ) - 夜ふかしさん» 夜ふかし様ありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張りますね♪ (2021年8月4日 13時) (
レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
夜ふかし - 面白くて続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2021年8月1日 2時) (レス) id: 6551a6decb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：130号室
| 作成日時：2021年8月1日 0時
