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スニョンに言われた、それは新しい恋のはじまりだって。そんな数分話した程度の相手に新しい恋も何もない。
たしかに爽やか笑顔でキラキラしてて素敵だなとは思うけど、数日前まで長年想い続けてきた相手に振られて、すぐに前を向けるほど、簡単じゃないし…
本気ですきだったし、無理無理。やめよ、考えるだけ無駄無駄。
ミンギュくんとは会った時にかるーく話せる仲でいればいいや。
自分の中でそう解決させて、制服から部屋着になって、リビングに行った。
「…え、」
WZ『これ、今日の夕飯って、おばさんが』
ジフンがいた。私の家でご飯を食べる時に座る定位置にいる。え、なんで？なんで？
「え、な、んで…？」
WZ『さっき下でおばさんに会って、これから急に友達とご飯行くことになったから、これAと二人で食べてって。』
テーブルの上に置いてあるのは、お母さんが買ってきたであろう近所のお弁当屋さんのお弁当。
「…あ、そう、なんだ…」
WZ『もったいないから食べに来た』
「…そっか……」
気まずい空気がまたニョキッと顔を出した。
全然、全然慣れないこの空気。
前は階段に逃げることが出来たけど、
今この状況逃げ場はない。
WZ『お茶飲む？』
「えっ、うん、ありがと…」
シーンとしたリビング。
何も言葉が出てこない。
話題がない。
「…彼女、元気？」
あああああああ！！！！！絞り出した言葉がこれって！自ら墓穴掘ってどうする！！！そんなの聞きたくないし、元気？ってなに！？
WZ『…うん、まぁ』
「あっ、そう！そっかそっか！よかったよかったアハハハハハハ！」
アハハハハハ……あー、虚しい。虚しくてまた涙が出そう。つらい。やっぱりつらい。面と向かって話すと好きって気持ちが溢れてくる。
私やっぱりジフンのこと好きだ、大好きだ。
WZ『………ん？なに、』
じーっと見つめていたら、気づかれた。
食べるのをやめたジフンが私を見る。
「…いや、なんでもない」
WZ『…なんだよ』
軽く笑ったジフン。
久しぶりに笑ったところ見た、可愛い。
「…ごちそうさまでした！じゃ、私部屋戻るね！」
このままだと余計に好きになる。どんどん好きになって、忘れられなくなっちゃう、諦められなくなっちゃう。
WZ『…言わないな、』
「え、」
ろくに会話もせず、部屋に戻ろうとした時、ジフンボソッと呟いた。
WZ『…最近』
「…なにを」
WZ『…可愛いって、』
「………」
WZ『…俺のこと可愛いって言わないじゃん』
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
