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「……え、」
部屋に戻ろうとしていた足が止まる。
WZ『…いや、別に深い意味はないんだけど、』
「…可愛いよ」
WZ『別に言ってもらいたかったとか、そういうのじゃなくて…っと……』
私に可愛いと言わせたような形になってしまったことが恥ずかしかったのか、ジフンの耳がどんどん赤くなっていく。
「さっき久しぶりにジフンが笑ってるところ見て可愛いと思った」
WZ『……もういい、ごめん』
「そうやって耳赤くしながら恥ずかしがってるところも可愛い」
WZ『………もういいって、』
「…ジフンに好きって伝えた時、これからも可愛いって言うし、そう言ったら可愛いって言うなって返してって言ったけど、でも、やっぱり無理」
WZ『………』
「どんどん好きになる、諦められない。気まずくなるのが嫌で、前と同じ距離感で、前と同じ関係でいようと思ったけど、それじゃ私が苦しいだけだった」
こんなこと言うつもりじゃなかったのに、一度口にした言葉たちは止まらない。
「ジフンのことは大好きだけど…大好きだけど、こういう鈍感なところは嫌い！大っ嫌い！」
WZ『…鈍感って、別に、』
「鈍感だよ！何が“最近可愛いって言わないじゃん”だよ！可愛いって言いたくてもこういう気持ちになるから言えないの！！好きでいるのやめたいから言わないの！」
WZ『…別に単純になんでかなって思っただけで、さっきも深い意味はないって言ったし！』
「はぁ！？少し考えればわかることじゃん！無神経！鈍感！チビ！！！」
WZ『チビは関係ねえだろ！』
「ジフンの身長のこと気遣ってこっちは高いヒール一足も持ってないんだから！！」
WZ『気遣ってくれなんて一言も言ってないだろ！好きなやつ履けばいいじゃんか！！』
「それに髪の長い女の子のほうが好きだって言ってたからこんなに伸ばしたのに！！彼女ショートカットじゃん！！！！」
WZ『髪の長さだけで付き合ったわけじゃないから！』
「恋愛に関しては無頓着だと思ったのに！あんな女の子のどこがいいわけ！？」
WZ『あんなって、その言い方はねえだろ！』
「好きな人の彼女のこと褒められるほど、良い育ち方してないんです、ごめんなさいね〜！」
WZ『…もういい、帰る』
「さっさと帰ってください」
WZ『……俺が無神経だった』
「……………」
WZ『…もう二度と軽々しく口にしないし、おまえに近づかないようにする、今まで通りにしろって言われたからそうしてきたけど、それが無理だっていうなら、離れる』
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
