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WZ『…気づかなくて、ごめん』
一通り私の気持ちをぶつけた後、ジフンから返ってきた言葉は“ごめん”の三文字だった。
ごめんってこんなに痛い言葉だったっけ。こんなに刺々しい言葉だったっけ。
知らなかった。
めちゃくちゃ痛いや。
申し訳なさそうに顔を伏せるジフンの頬を前と同じように両手で挟んで近づいた。
「近い？」
頷くだけのジフン。
「なんとも思わない？」
ジフンは何も言わない。きっと、私の気持ちを知る前だったら何も思わないって即答していたと思う。
「私は、ドキドキしてるよ」
前は目線を逸らさなかったのに、今日のジフンは逸らした。
「すき」
WZ『…俺も』
聞きたかった言葉はすぐに返ってきた。でも、すぐに虚しくなった。
「…ジフンの好きと私の好きは意味が違うね」
聞きたかった言葉は、今度は返ってこなかった。
また涙が溢れそうだったから、
ジフンから離れた。
離れて、無理やり笑顔を作った。
「ジフンの彼女になりたかったな！！でも、もういいや！一生兄妹ポジションで！」
吹っ切れたって言葉が正しいのかな。
この数分で自分の気持ちに区切りをつけた。
もう、いい。もう、いいや。
WZ『…A、』
「ジフンとは気まずくなりたくないから、だから、前みたいに接して！可愛いって言ったら、可愛いって言うなって返して！すきって言ったら、軽く流して！」
涙流れますよーって信号がチカチカしてる。もうどうすることも出来ない。一度流れたらもうおわり。ドバーッと流れて涙の貯蔵タンクが空になるまで流れ続ける。
「…ただ、抱きついたり、そういうことはもう一切しないから！！だから安心して！！あ、もう帰るね！ごめんね！彼女といるところ邪魔して！私のことはさっきみたいに簡単にただの幼馴染みで貫き通してくれればいいから！！」
私なりの普通。
最強に頑張った普通。
ジフンに背を向けて走り出す。
.
.
走りながら思った。この日のことは、これから先何が起きても忘れることはないんだろうなって。こんなに傷ついた日はもう二度と来ないだろうなって。
泣きたくない。
のに、涙が溢れる。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
