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WZ『どうせ普通科の参加者少なくてAがひとりになると思ったから、誘っておいて放っておくなんて無責任なことしねえよ』
「……ジフン、」
WZ『だから早く食堂…』
「そこまで私のこと考えてくれてるのに、なんでがっつり恋愛感情モードに入らないの！？」
WZ『この流れでそれかよ…』
「勉強のしすぎで頭おかしくなってんじゃない！？ねえ、大丈夫！？」
ジフンの真っ白でふわふわしたほっぺを両手で包む。
WZ『おかしくなってないから』
もごもご話すジフンが可愛くて、少しだけ、いや、かなり疲れが吹き飛んだ。
「絶対私のこと好きなのに」
WZ『…洗脳するなよ』
「なっ！洗脳って失礼なっ！！」
JA『ジフン先輩っ、』
可愛いけれど、恐ろしい、何してんだこのクソ女って顔に書いてあるジアンちゃんがひょっこり現れた。
JA『夕食、一緒に食べませんか？』
WZ『え、あぁ、でも、』
ジフンはほっぺに置かれていた私の両手をぺりっと剥がしてジアンちゃんの方を向いた。
JA『あ、振られた私のこと気遣ってます？それなら心配無用です！私、まだ全然ジフン先輩のこと好きなんで！振り向いてもらえるように頑張ろうと思ってるところなので！むしろ、こういう誘いには乗ってくれたほうが嬉しいなーって、』
……ジアンちゃん、私の模範解答じゃない？私も振られた身なんだし、こういう健気な姿勢を見せて、誠実に気持ちをアピールすべきだったのでは？
それなのに私ときたら、ほかの男とイチャついて、嫉妬させるという強行突破、ほぼ反則技！
私が目指すべきは、この可憐で弱々しく、そして何より健気で可愛い、これよ！！！
WZ『…あ、いや、それもそうなんだけど、こいつがひとりになるから、』
「……え、」
ジフンは私の方を向いてそう言った。
WZ『無理やり俺がこの合宿に誘ったようなもんで、誰も友達いなくてつらそうだから、自由時間だけは話し相手になってやろうと思って、』
きゅん。
WZ『だから、ごめんな』
ジアンちゃんより私を選んだ、きゅん。
JA『…そうですかー。残念だなあ、』
「あ、じゃ、じゃあ！3人で食べるっていうのは……」
JA『私、嫌いな人とご飯食べるの苦手なんで、ごめんなさい！』
嫌いな人と、ご飯食べるの、苦手…？
ジアンちゃんはジフンにだけ可愛い笑顔を振りまいて、この場から去って行った。
WZ『…おまえ何か嫌われるようなことしたの？』
気づいてないっ！！！！！！
全く気づいていらっしゃらない！！！！
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
