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TH『Aちゃん!』
学校に着いてすぐ、下駄箱のところでテヒョンくんに会った。
TH『待ち伏せ成功〜!一緒に教室行こ!』
ニコッと笑ったテヒョンくんに自然と私も笑顔になる。
TH『…ねえ、』
「ん?」
TH『…Aって呼んでいい?』
「…え…」
私がそう言うとテヒョンくんは少し顔を赤くして私の手を握った。
TH『…A、行こ?』
「……………」
TH『…あ、ごめん。引いた?』
「……………」
TH『……えっ…と……』
忘れてたっ!!!!!!!!危ない!!!!!そうだ私テヒョンくんの彼女になれたんだった!!!!!テヒョンくんの彼女ということを忘れると共に呼吸の仕方も忘れていた!!!!!
…非常に危なかった。
なんか私スムーズにテヒョンくんと話せてるなあと思ってたら…付き合ってるっていう現実を忘れていたんだ………
様子のおかしかったジョングクのせいで。
「あ、ご、ごごごごめんっ、えっと、な、名前で呼ばれるのはす、すごく嬉しいけど、その、手はっ…」
新学期早々、多数の女子に体育館裏に呼び出される私の惨めな姿が思い浮かぶ。
テヒョンくんが今ここで手を繋いで教室に行かなくとも、バレるのはきっと時間の問題で…
キックボクシングでも習っておこうかな…
TH『…返事がないから強制!!はい、行くよ!』
私がキックボクシングを始めようかどうか真剣に脳内で考えている間に会話が進んでいたらしい。返事をしなかった私は強制的に連行されることとなった。
「え、ちょっ、待ってっ…!!」
私の手を握ったテヒョンくんが走り出した。
そして、階段を駆け上っている途中、すれ違った、
TH『あ、』
急に立ち止まったテヒョンくんにより、私はテヒョンくんの背中に激突した。
TH『付き合うことになったよ』
テヒョンくんは激突した私の肩を抱いてそう言った、
TH『じゃあね、チョンジョングクくん』
無表情でこちらを見るジョングクに。
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zizzi(プロフ) - ほんと面白くてずっと笑ってました!いよさんの言葉選びが最高すぎて牛乳飲んでなくてもヤバかったです笑楽しくて素敵な作品をありがとうございました! (2020年8月26日 22時) (レス) id: 575ff88325 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - こんなに良い話を書いてくださってありがとうございます!笑もう終始キュンキュンしまくりでした!恋愛映画の実写化いけるとおもいます!いまもう夜中の3時なんですけど時間忘れるくらい夢中に読んでました!!この作品大好きです!!続編も是非楽しみにまってます! (2019年5月6日 3時) (レス) id: f99e6b0772 (このIDを非表示/違反報告)
いさな(プロフ) - いやもう一気読みしました笑笑めっちゃおもしろかったです笑笑いま夜中の2時なんですけど、作者さんの他の作品読んできますね笑笑 (2019年3月26日 2時) (レス) id: 1147e61943 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 消さないでくださいね。 (2019年1月25日 14時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 最高すぎました。ありがとうございます。他の皆さんが仰っている通りクオリティが高すぎてやばかったです。素敵な作品に出会えたことに感謝です。ありがとうございました! (2018年12月18日 22時) (レス) id: cfc195a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いよ | 作成日時:2017年12月17日 1時