124。 ページ24
「あっっりえない！！！ありえない！！ありえない！！！！！信じらんない！！！！！やることがゲス！！！！ゲスの極み！！！！！！」
JK『なんでよ、むしろ俺が2週間で帰って来て喜ぶところじゃないの？』
「喜べないわ！！あんたの考えてることが恐ろしすぎてゾゾゾっが止まらないわ！！！！」
おめでとうございます、ジョングクさん、悪魔から大魔王へ昇格です。
「お母さんもグル！？」
JK『うん。嘘ついてもらった』
「なんでそんなっ…！！」
JK『僕のこと、居候じゃなくて家族にしてくれませんか？って言ったら一発だった』
「……は、それはどういう…」
JK『いつか俺とAさんが結婚して本当の家族になるために協力してくれませんかっていう話。』
ブーーーーーーーーーーっ！！！！飲んでもいないお茶を吹き出した。
「け、けけけけけけ、結婚ってあんた！！！！そんな先のこと！！！ていうか、私はあんたと結婚なんかっ…！！！！！」
JK『言ったじゃん。これから先Aさん以外の誰かのこと好きになれないって』
「…………」
JK『向こうで暮らすっていうのは…まぁ、嘘だったけど、あの時言った言葉は全部本当だよ。嘘は一つもない』
「………や、それ、は…その…」
真剣な目をしたジョングクに見つめられて硬直。さっきまで活発に動いていた口は閉じてしまった。
JK『…好きだよ』
「………」
JK『たぶん、これから先もずっと、』
「……たぶんって…」
ジョングクの手がそっと私の手の上に重ねられた。
JK『強引なことしてごめんなさい。
でも、それくらい……Aさんのこと、』
「……もういいよ。……許してあげる…」
重ねられた手が温かくて。
潤んでる瞳が可愛くて。
どんなおぞましい嘘をつかれても、
私がジョングクを好きだという事実に変わりはない。
「…おかえり」
私がそう言うと、ジョングクは優しく微笑んだ。
JK『…ただいま』
ジョングクの瞳が近づいてくる。
JK『…目、つぶって』
これも、衝突事故じゃない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2820人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
zizzi(プロフ) - ほんと面白くてずっと笑ってました！いよさんの言葉選びが最高すぎて牛乳飲んでなくてもヤバかったです笑楽しくて素敵な作品をありがとうございました！ (2020年8月26日 22時) (
レス) id: 575ff88325 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - こんなに良い話を書いてくださってありがとうございます！笑もう終始キュンキュンしまくりでした！恋愛映画の実写化いけるとおもいます！いまもう夜中の3時なんですけど時間忘れるくらい夢中に読んでました！！この作品大好きです！！続編も是非楽しみにまってます！ (2019年5月6日 3時) (レス) id: f99e6b0772 (このIDを非表示/違反報告)
いさな(プロフ) - いやもう一気読みしました笑笑めっちゃおもしろかったです笑笑いま夜中の2時なんですけど、作者さんの他の作品読んできますね笑笑 (2019年3月26日 2時) (レス) id: 1147e61943 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 消さないでくださいね。 (2019年1月25日 14時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 最高すぎました。ありがとうございます。他の皆さんが仰っている通りクオリティが高すぎてやばかったです。素敵な作品に出会えたことに感謝です。ありがとうございました！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: cfc195a482 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いよ
| 作成日時：2017年12月17日 1時
