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JK『両親の休暇に合わせて2週間だけ向こうに行ってました』
「…両親の休暇に合わせて、2週間だけ？」
JK『あ、お土産あるんですよー、お菓子なんですけど、食べます？見た目のインパクトだけで買ってきたから味はどうかわからないけど、』
「お土産…？」
『やだ、そんなお土産なんてよかったのにー！ジョングクくんが無事に帰ってきてくれただけで嬉しいわよ〜！』
「無事に、帰って、きてくれた？」
お茶を出し始めた母の手を止め、お菓子の袋を開けようとしているジョングクの手を止め、二人を交互に睨む。
『何よー、怖い顔しちゃって。あ、そうだ！ジョングクくん今日の夕飯は何がいい〜？食べたいもの作るから言って！』
可愛い笑顔を浮かべてお母さんに食べたいものを次から次へとリクエストしているジョングクは本物のジョングクか。2週間前、空港で感動的な別れをしたジョングクか。あれが本当だったなら私は確か、ずっと待っていてほしい、的なことを言われた気がしたんだが、あれは妄言？
いやいやいやいや！え？何が起きてる！？
『じゃ、お母さんちょっと買い物行ってくるからジョングクくんと仲良くお菓子食べててね〜』
スキップしながら出て行ったお母さん。
何事もなかったかのように私の前に座っているジョングク。
JK『食べます？』
どぎつい色をしたチョコだかなんだかわからないものをとりあえず受け取り、テーブルに置く。
「嘘、だったの？」
JK『嘘？』
「向こうで暮らすことになったって話！」
JK『…あぁ、2週間だけ』
「あんたそんなこと一言も言ってなかったけど！？2週間！？たったの2週間ぽっちの滞在でよく永遠の別れみたいな演出できたなおい！！！！あんたの演技力に乾杯だよ！！！！！」
そう、たしかにジョングクは私に言った。
“俺、親と暮らすことになった。”ってね！！！
その後も我が家を完全に出て行くような素振りを見せておいてこんなあっけらかんと帰ってくるなんて…！！！！
「どうしてこんな嘘っ…！！」
JK『だって、こうでもしなきゃAさん俺のとこ来てくれなかったでしょ』
「………はぃ…？」
JK『テヒョン先輩と付き合っちゃったAさんの気引くには結構インパクトあること言わないとダメだなって思ってた時に両親のところ行く話があがったからチャンスだって、』
「…そ、それで、あんた…あんな、て、手の込んだ…」
JK『長期ドッキリ？みたいな？』
110番、警察、今すぐ、逮捕で。
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zizzi(プロフ) - ほんと面白くてずっと笑ってました！いよさんの言葉選びが最高すぎて牛乳飲んでなくてもヤバかったです笑楽しくて素敵な作品をありがとうございました！ (2020年8月26日 22時) (
レス) id: 575ff88325 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - こんなに良い話を書いてくださってありがとうございます！笑もう終始キュンキュンしまくりでした！恋愛映画の実写化いけるとおもいます！いまもう夜中の3時なんですけど時間忘れるくらい夢中に読んでました！！この作品大好きです！！続編も是非楽しみにまってます！ (2019年5月6日 3時) (レス) id: f99e6b0772 (このIDを非表示/違反報告)
いさな(プロフ) - いやもう一気読みしました笑笑めっちゃおもしろかったです笑笑いま夜中の2時なんですけど、作者さんの他の作品読んできますね笑笑 (2019年3月26日 2時) (レス) id: 1147e61943 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 消さないでくださいね。 (2019年1月25日 14時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 最高すぎました。ありがとうございます。他の皆さんが仰っている通りクオリティが高すぎてやばかったです。素敵な作品に出会えたことに感謝です。ありがとうございました！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: cfc195a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2017年12月17日 1時
