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そうして時は過ぎ──今は5軒目のマクドナルド。
コネシマ、鬱先生、ロボロ、エーミール、A、そしてゾムの6人は席につき、メニューを片っ端から食べていた。
「おい……なんじゃこらお前……」
「んあ？ ころすぞ」
「ポテト美味しいな……でもお前らのこところしたくなってくるな」
「まあ待てころす前にポテト食えよお前！ ほら！」
だが、楽しんで食べているというより“無理やり”である。飯は美味しいのに飯を食べる楽しさ・喜びを損なわれている──これも食べ終わった途端に新たな飯を渡してくるゾムのせいだ。これが我々が避けていたはずの『食害』であった。
こんな具合に精神が廃れている様を見るとさすがにかわいそうだな、とAは食べるよりも先に落ち着いてもらうためメンバーの背中をなでたり飲み物を渡したりと介抱を続ける。
そんなA用にも分けられているはずのトレーには飯の量は他のメンバーと比べると少ない。食に疲弊している彼らはそんな違和感に気づくことはなく、心の中で殺意を芽生えていた。というか、そんな衝動など理性を保っていない彼らの口からもう出ていた。
ゾムはお構いなしにハンバーガーやらポテトやらをメンバーのトレーに盛り付けていく。
「ゾムさんもうポテト要らないですもう！ もう38個目ですよ」
「ごめんごめんハンバーガー欲しいやんな」
「あーもうチーズバーガー62個目……」
「なんで居酒屋の後焼き鳥屋行って牛丼屋行ってガスト行ってその後マクドやねん……」
出されたものをひたすら食べる。おぞましい食害の光景だ。本来、こういった食害を避けるために集まったはずなのに……なぜこんなことに。元凶のことなど忘れただただ食べ続ける一同だが、ここでようやく居酒屋から1人メンバーが足りないことに気づく。
「ちょっと待って。トントンどこ行った」
「ほんまや」
「あの野郎！！」
「逃げとんちゃうぞコラァ！！」
「ゾム、トントンおってん。でもな、俺とお前が出会う前にどっか行ってん」
大声で文句を言う彼らだがこの声は届かない。きっとトントンは逃げ延びて悠々と自室で過ごしているのだろう。想像するだけで殺意がみなぎるのだが。
「大丈夫。あいつの合鍵持ってるし家でガン待ちしとくわ」
「終わってるやん……」
「ほんまに……」
「やばすぎ……」
それ以上の思考をする人間はいた。余計な発言をしまいと言葉を控えていたAも困惑の色を滲ませて呟いてしまう。
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真白(プロフ) - ふらんさん» はじめまして！いつも楽しんでお読みいただけていることが作ってよかったです……幸せです……リクエストありがとうございます！『消えるなrbr』ですね、考えてみます！コメントありがとうございました！！ (2023年1月14日 20時) (
レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 管理人さん» はじめまして！わたしもなければ作るしかねえ！の気持ちで作ったので同じ気持ちの方がいらっしゃってよかったです(^○^) リクエストありがとうございます！！『夢現回廊』いいですよね〜〜…考えてみます！コメントありがとうございました！ (2023年1月14日 20時) (レス) id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
ふらん(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく作品を読ませて頂いております。リクエストで可能であれば｢消えるなrbr｣をお願いします！作品の更新を毎回楽しみにしております！陰ながら応援しております…！ (2023年1月13日 0時) (レス) @page19 id: 2aa3e97e3f (このIDを非表示/違反報告)
管理人(プロフ) - 初コメ失礼します！！夢主がいたらこんな感じになっていたのかもしれないと言った話をずっと読みたかったんで嬉しいです！！もし可能なら我むつ式TRPGの夢現回廊がみたいです！ (2023年1月12日 23時) (レス) @page19 id: af5b844ff4 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 推しが尊すぎるSky(Rei)さん» はじめまして。うれしいコメントありがとうございます！！ がんばります！ これからもよろしくお願いします(OvO) (2022年12月1日 9時) (レス) @page2 id: 7c24d7715b (このIDを非表示/違反報告)
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