そうだ、防弾育てよう

side:JN ページ10

ちび達を動物園に連れていった帰りに大きいショッピングモールへ寄った。



買い物をする予定だったのが、



TH「ヒョン、僕お腹空いた！」


の一言から


JM「僕も！」


JK「だ！！」


完全になにか食べるモードになってしまった。


「お前らご飯食べれなくなるからだめ。」


JK「ﾋｯｸ、う、うぇえええん」



ああ、負けた。




ジョングクの暴走は止められず仕方なくフードコートへ。



すると何やら異様な雰囲気が漂う所があって、近付いてみると


輪の中にいるのは泣きそうなユンギと不安そうなナムジュン、ホソク



そしてその中でも一番泣き出しそうな顔をしたAちゃんがいた。



JN「…？Aちゃ…っ！？」


その四人の視線の先にいるのは確かにユンギの母さんだった。



“ユンギくんはものじゃないです！”


“都合が悪くなったら捨てる”


“やっぱり欲しくなったら借りる”


“それでもモノ扱いしてないって言えるんですか”


JN「Aちゃ…」


「この子だって辛い思いしてるんです！！！寂しい思いしてるんです！！なのに…っぅ、ぅわぁああ」



突然泣き出してしまったAちゃんのほうへ駆け寄っていこうとした瞬間



YG「行く。母さん、俺ヌナんとこに行く。」



そうユンギが言った。


『ユンギ！』


さらに力を込めてユンギの腕を引くユンギのお母さん



耐えられず声をあげようとしたがその前に


それまで心配そうに見つめていたテヒョンとジミンが駆け出した。


TH「やめ！！テテのユンギヒョンに痛いことしない！！」


ぽかぽかとユンギのお母さんを叩くテヒョンとジミン


『ちょっ、と、なんなの？！』


YG「テヒョン、？ジミン、？」




僕もすぐに駆け出した。

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