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「では登場していただきましょう。
人気急上昇中のガールズグループPASSIONの皆さんです!こんにちは!」
「こんにちは!私達はPASSIONです!」
前は音楽番組ぐらいしか出ていなかったのに、3度目にカムバックした曲がヒットし、急に人気が上がった。
それ以来バラエティー番組にも呼ばれるようになって、PASSIONは多くの人の目に触れられるようになった。
僕のSNSもフォロワーがグッと増えて、最初は3桁だったフォロワーも気づいたら1万人になっていた。
他にも小規模のホムマがいっぱいできたけど、絶対に僕が一番に決まってる。
この間センイルサポートで駅に大きな広告出したとき、本人が見に行ったらしい。
Aが最近気に入ってるブランドの服も、全種類買い揃えて事務所に送ったし。しかも本人も着てくれてる。
他のやつなんかには負けない。
何がなんでも、Aは僕だけのもの。
そう、思ってた。
「オッパ、大事な話があるから会いたい。」
ジへにそう言われて僕は呼び出された。
いつもみたいなテンションとは違ったから、何か嫌な予感がした。
場所はいつも通りホテルだけど、ジへはベッドに座ると口を開いた。
「オッパ、落ち着いて聞いて。
A、彼氏いるっぽい。」
…は?
「…は、冗談…よせよ。」
「冗談なんかじゃないよ、私見たの。」
「何を…?」
「Aと振付の先生がこっそりキスしてるところ…。」
ジへは携帯を取り出すと僕に写真を見せてきた。
誰もいない練習室で、Aが男とキスをしてる…。
見間違いだと思いたいけど、横顔も、練習着も全く同じ。
頭を鈍器で殴られたような衝撃がした。
「っ、うそだっ…うそだっ…。何で…!?
僕が一番って言ったじゃん…っ!」
「デビューの時からお世話になってる先生なの。Aはよく居残りで練習してたから仲良くなったのかも…。」
「っ、なんだよこの男!!
何でAに手出すんだよっ!!」
「…私、Aと仲良いから本当に付き合ってるかどうか聞いてくるね。」
「あぁっ…死にたい死にたい…
あんなA見たくないっ、他のやつのものなんかにさせない…っ。」
ジへの話なんか入ってこないぐらい、僕の頭はおかしくなっていた。
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vivi - 作者様はじめまして。あまりにも素敵で初めてコメントさせていただきます。もう話の展開、構成が本当に素敵でした!!!最後のナムジュンのメッセージ(?)には思わず鳥肌立ちました。本当に本屋に並んでいる小説を読んでるような、凄く引き込まれる作品でした! (2021年12月17日 12時) (レス) @page25 id: fe1e54d5e7 (このIDを非表示/違反報告)
Olivia S - 作者です!パスワードが分からなくなり、こちらの作品の編集ができなくなりましたTT皆様からテヒョンver.の希望やジョングクのその後などリクエストいただいているので、マスター2を書きたいと思います!先に潔癖症完結させますので、お知らせはその後出しますね^^ (2021年4月25日 18時) (レス) id: e5a0af131e (このIDを非表示/違反報告)
らりる。(プロフ) - 潔癖症の報告拝見いたしました!マスター1グクverのその後が読みたいです…! (2021年4月25日 0時) (レス) id: af36045f00 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - 潔癖症の報告読ませて頂きました!もし良ければテヒョンバージョン読みたいのでマスター2として書いて頂ければと思います( ; ; )! (2021年4月24日 20時) (レス) id: 44d855f9a3 (このIDを非表示/違反報告)
prince17448(プロフ) - 主様の作品は、毎回最高に面白いです!!テヒョンverも読んでみたいです!ご検討よろしくお願い致します^ ^ (2021年4月17日 0時) (レス) id: c2410b77a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Olivia S | 作成日時:2021年3月28日 0時