揺れる恋心 3 (ページ11)

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祐「Aちゃんたち遅いね」

晃「待ってる意味ないやろ。食べようぜ」

いつも通り、屋上であいつらを待っているが時間を過ぎても来なかった

佑「もう来ないんじゃない」

稜「なんで？喧嘩でもしたの？」

佑「喧嘩っていうか、、、」

きっと佑亮もAも気まずくて顔を合わせにくいんだろう。

そんなみんなの顔をちらちら見ながら伺っていると、俺のLINEが鳴った

Aからだ。

トーク画面を開くと、

『今日から教室で食べます』

とのメッセージだった

その言葉に、『了解』と返すと

佑亮が俺の方をじっと見ていたのに気付く

拓「Aたち、今日から教室で食べるって」

祐「うそでしょ！？しかも今日だけじゃなくてこれからずっとだなんて…。佑亮ほんとにどうかしたの？」

海「なにがあったんだよ」

佑「、、、だからなんにもないって言ってるだろ」

太「相当なことないとこんなことならないよな」

思いのほか、みんな心配しているようで

動いていた箸の動きも止まっていた

そんな中、俺と佑亮だけが冷淡と飯を食べ続ける

祐「ねぇ佑亮！」

佑「だから大したことないって」

そう言って佑亮はお弁当を片付けて屋上を出て行ってしまった

晃「なんやねんあいつ」

拓「たぶん、俺がAと付き合いだしたから気に入らないんだと思う」

そう言い放った途端、みんなが一斉に驚きの声をあげた

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