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少しだけ長く感じた帰り道。
ほとんどなにも話すことなく、家に着いた
拓「じゃあまた明日な」
「うん。ありがとう送ってくれて。またね」
拓「おう」
拓弥くんに背を向け玄関に入り、扉のちょっとの隙間から見える彼に軽く手を振り扉を閉めた
割とドキドキした拓弥くんとの時間
普通の恋愛をしてるって感じがした。
でも、問題はここからで
佑亮に、この事を告げなくてはならない
避けて通ることはできない
佑亮は今部屋にいるが、
できるだけ後にしたいという甘えから
寝る前に言おうと決めた。
佑亮に嫌われるように言ったらいいのか、
それとも傷付かないように言ったらいいのか、
この期に及んで、どうしたらいいのか分からなくなる
でも自分で言うのもなんだけど、
いつも人を傷付けないように生きてきた私にとっては、わざと傷付けるだなんて拷問のようなものだ
どうしても良心が働いてしまう。
しかも同じ屋根の下で暮らして毎日顔を合わせるのにお互いそんな雰囲気でいても、正直気まずい。
私は、普通に戻ろうとしてるだけ。
普通の兄弟に戻るだけだもん。
なにもおかしいことなんてない。
そう言い聞かせながら、
一刻一刻その時を待った
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さーちゃんまん(プロフ) - NaaMさん» はい!!! (2018年11月11日 17時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
NaaM(プロフ) - さーちゃんまんさん» ありがとうございます!もう少しで完結しますので、もう少々お付き合いください!! (2018年11月11日 13時) (レス) id: 95a3eb5cce (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃんまん(プロフ) - もどかしい…。でも面白い笑 (2018年11月11日 0時) (レス) id: f959b6caa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すまいる。 | 作成日時:2018年10月24日 17時