サディスティックラブ～Side Story～ 4 (ページ35)

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「じゃあこのパソコン使って」

柊「なんか変な感じだな、Aと仕事するなんて」

「あんたがそうしたんでしょ！」

柊「おいおいそんな大きい声出していいのか？彼氏さんに聞こえるぞ～」

「うるさいなぁ。あと彼氏さんって言うのやめてよね」

柊「だってほんとのことじゃん」

「…そうだけど、そうじゃないの」

柊「は？」

「いっ…いいから！はい、これ今日の仕事」

なんだよ…

そうだけど、そうじゃないって。

俺に話してないことがまだあるのか？

Aのその一言が気になって、俺は社長に不信感を抱いた。

でもそんなことを考えているのも束の間。

俺のデスクに音を立てて置かれたのは、積み重なっている膨大な資料だった

柊「は！？なにこれ」

「今日やるやつ」

柊「いや無理だろ。研修生にどんだけ仕事させるんだよ」

「あんたが私で遊ぶからいけないんだからね。ちゃんと終わらせなさいよ」

柊「うそだろ…」

「はい、つべこべ言わずにやる」

はぁ？なんだよこれ

どんだけ鬼なんだよこいつ。

「資料の作成は昨日教わったでしょ。その通りにやればいいから。あとできたら必ず私に見せてね」

柊「はーい…」

気だるげに資料をめくりながらキーボードを打つが、正直こんな仕事どうでもよくて。

早く決着を付けたいんだよ…俺は。

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