サディスティックラブ～Side Story～ 4 (ページ32)

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定時になった頃、福田さんにもう帰っていいよと言われた為、お言葉に甘えて先に帰らせてもらうことにした

帰り際エントランスに着くと、研修生の団体ができていて、どうやら集まっているようだった

俺は何も言われてないけど気になって少し覗くと、このあと飯行こうぜとか言って仲良い奴ら同士が集まっていただけだったらしい

生憎俺の知り合いは1人もいないから少し肩を落として帰ろうとすると、エントランスにある自販機でAが飲み物を買ってる姿が目に入って後ろから肩をポンと叩いた

柊「お疲れ！」

「びっくりした！…なによ」

柊「まだ怒ってんのかよー」

「違うわよ」

柊「しかも甘酒とかおっさんかよww」

「うるさいなぁー」

柊「一緒に帰ろうぜ！同じマンションなんだし」

「あの団体はいいの？」

柊「あぁ、いいんだよ別に」

「あ、そう」

柊「いいなぁ甘酒！俺もなんか買お」

こいつは好きな飲み物甘酒とかおっさんかよ

酒も好きだし…

こういうの見ると女子力ないけど、何故だかそんな所も嫌いじゃないんだよなぁ…

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