サディスティックラブ 4 (ページ34)

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あの気まずくなった日から約2週間が経った

相変わらず社内はプロジェクトで持ちきりで、バタバタする日々を送っている

祐基もかなり大変みたいで、なんか少し痩せていってるようにも見えた

その日の定時を過ぎた後

祐基が心配で草川社長が帰ったのち、こっそり企画課に寄ってみることにした

フロアに着いてゆっくり課の中を見ると、残っていたのは案の定祐基1人で、他の社員はみんな帰っていた

そのPCに向かう表情がすごく真剣で、とても誇らしく見えた

「祐基」

祐「A？どうしたの？」

「どんな様子か見に来た！」

つい彼に声をかけてしまった

見たらそのまま帰るつもりだったのに。

祐基の隣のデスクが切なげに空いているのが目に入った

私のデスク。

今は誰も使っていないから、私が片付けをしたままだった

「懐かしいね、ここ」

祐「ついこの間までそこで一緒に仕事してたのにね」

私のデスクに座って、企画課にいた時のことを思い出す

「またここで仕事したいなぁ」

祐「…ダメだよ。Aはもう社長の秘書なんだから」

「え？」

祐基が、初めて私を突き放すような言い方をした

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