サディスティックラブ 4 (ページ13)

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拓「もういいぞ…」

「はい…失礼します」

社長にそう言われると、ゆっくり足を進めて社長室を後にした

草川社長…

嫉妬してくれてたんだ

それがなんとも嬉しくて、さっきまで社長と重なってた唇を手で触ってしまう

秘書室に戻ると、柊生がちらっとこっちに視線を移した

柊「なんだった？」

「あぁ…あの…」

柊生のことバレたって言った方がいいよね？

でもこれは柊生にも非はあるし、言って反省してもらわないと！！

デスクに座って、向かいで仕事をしてる彼に鬼の形相に近い表情で話し始める

「柊生のことバレた」

柊「バレたって？」

「知り合いだってことバレたの！」

柊「マジ？なんで？」

「話し声が聞こえたんだって。ほんとあんた声でかすぎ」

柊「なんだバレちゃったかー。つまんねー」

「あんたね…」

とは言ってみるけれど、意外にもこれで良かったと思っている

だってこの事がなかったら、社長にキスされることもなかっただろうから

柊生には少し感謝かな…

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