6 出会い ページ6
いつものように観客席からみんなの頑張る姿を眺めながら
今日の課題を解き終え、昨日新しく買ったサッカーの本を読む。
みんなの頑張っている様子や声掛けを聞くと私も頑張ろうと思える。
次はみんながよく買っているサッカーの雑誌でも買おうかな、そう考えていた時、
「ずっとここにいるな。AA。」
この声には聞き覚えがある。
「影山理事長・・・？」
影山は私の手に持っているサッカーの本を見た。
そして彼は信じられない言葉を発した。
「A。大きくなったな。」
「・・・・・・は？
今、なんて・・・？」
私の発言を完全に無視し、影山は続けた。
「お前はバレーボールをやっていると聞いていたが、何故辞めた？」
「何故私の事を知っているのか」そう聞きたかったがこの人は自分のタイミングでしか
聞かれたことに対し返さないだろうと思い、今は素直に質問に答えることにした。
「・・・色々あって。
続けるのが嫌になりました。」
「大方リベロの価値を否定されたか。」
濁して答えたが、まるで事前に調べたのかのように見抜かれていた。
こうなったら一々隠している方が面倒だろう。
「その通りです。(まぁ、それだけじゃないけど。)」
その言葉を聞いた影山は意味深に笑うと彼はこう言った。
「A。お前は帝国サッカー部の学生トレーナーになれ。」
影山のこの一言で私はスポーツトレーナーの見習いとして
帝国の学生トレーナーになることが決定した。
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
