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「この試合は無理です！！」
鬼道くんが痛みにより声を上げたため、秋ちゃんはそう言った。
「このくらい大丈夫だ！」
ムキになる鬼道くんの肩に優しく手を置き、円堂くんはこう言った。
「鬼道、気持ちはわかる。だけど無理はするな。」
「鬼道交代だ。」
「はい・・・・。」
監督も交代を告げ、鬼道くんも弱々しく返事をした。
「俺の出番きたな？」という様に意気込む不動くん。しかし、
「後半頭から行くぞ、虎丸！」
「・・！は、はい！！
皆さんに迷惑がかからないプレイを心がけます！」
そういって下を向く虎丸くんが見えたため、
少し離れていたが、彼の視界に入るようにしゃがみ、微笑んで両手でグッドサインを出した。
それに気づいた虎丸くんは少しだけいつもの表情に戻った。
しかしまだ緊張しているようだ。
不動くんは準備万端であったのに
出鼻を挫かれたためガッカリしており、分かりやすく拗ねた態度をとっている。
「後半の支持を伝える！」
監督のその声を合図に私は姿勢を正した。
「吹雪！お前は中盤の底に下がって、相手の攻撃の芽を詰め。」
「虎丸はそのまま鬼道のポジションにつけ、前にボールをつなげろ。」
吹雪くんは返事をしたが、虎丸は質問をする。
「そんな大事なポジション、俺でいいんですか？」
「お前がやるんだ。」
「・・・はい！」
虎丸は監督の有無を言わせぬその様子に身を引き締めている。
「まあ、気楽に行やれって。
後ろには俺たちがついてっからよ！」
綱海が虎丸に声かけすると、今度は監督から綱海に話を振った。
「えっっ・・まさか俺も交代・・・？」
「お前は俺の支持を聞かず、外に出て特訓していたようだな・・・・？」
綱海くんは顔を青ざめさせている。
しかし監督は交代ではなく、彼に点を取ることを求めた。
新たな必殺技で。
「ヒントはあのフィールドにある。」
「海はお前のものだと証明しろ！！」
そして後半がスタートした。
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
