42 試合開始 ページ42
“いよいよこの日がやって来ました！第一回、FFIアジア地区予選。
FFスタジアムは超満員！・・・・”
財前総理の開会式を終え、ついに試合が始まる。
「熱気に気圧されて、こっちまでドキドキして来た。」
そう呟くと、秋ちゃんに「Aさんも緊張するんだ。大丈夫！私もよ」と笑いかけてくれた。
バレーではマネジャー等は一人しかベンチに入れないが、FFIでは構わないらしく、私はベンチでみんなのプレイを見ることができることに感動していた。
「スターティングイレブンを発表する。」
監督のその声に試合があるのだと浮かれた気持ちを正した。
選手の名前が次々と呼ばれていくが、
不動くんは選ばれず、「分かってねぇなあ。」と少々拗ねている様だ。
試合開始すぐ、ビッグウェイブスの攻撃はが展開される。
「これが・・・攻撃を完全に封じると言われる必殺タクティクス！」
イナズマジャパンはその後連携が取れなかったこともあり、得点を許してしまった。
「んー記念すべき開会当日の先制点はビッグウェイブスだったね・・・。」
フィールドの方でも少しざわついている。
「世界のレベルは凄い・・・！」
立向居くんがそう言う声に続く様に、不動も
「出番が早まりそうだな・・・」と言って笑った。
私はそんな不動くんの声を聞こえないふりをして、虎丸に話しかける
「虎丸くんならあのディフェンス突破できそ？」
と私が言うと不動くんは少し不機嫌そうな顔をした。
「Aさん！・・・
僕にはなんとも・・でも先輩方なら突破してくださると思います！」
と虎丸は謙遜をした。
そんな虎丸くんに私は短く「そか。」と答えた。
するとフィールドの方で円堂くんの叫び声が轟いた。
「凄いな！こんなすごいやつらとやれるなんて、燃えて来た！！！！」
するとコートの雰囲気が少し和らいだ。
「出た、円堂マジック。ほんと流石だねえ。」
そう言うと秋ちゃんは「ほんとにね」と笑った。
「みんな！試合は始まったばかりだ！
まずは1点追いつこうぜ！！！」
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
