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「不動！！何の真似だ！」
鬼道くんが声を張るが、不動くんは「挨拶だよ挨拶。シャレのわからねぇヤツ。」と軽く受け流した。
ボールを鬼道くんに向かって蹴ったのは不動くんだったのだ。
「(目立ちたがり屋なのか超絶かまちょ人間なのか・・・・久しぶりの彼は今日も絶好調だなぁ。)」
と私は呑気に考えていたのだが、それを見た佐久間くんは
「響木さん！まさかアイツも！」と抗議しようとした。
響木監督はため息をつき話を進めた。
FFIについての説明後。
選考試合のために
２チームに分かれたところで、またいがみ合いが始まる。
不動くんと上手く関われないようだ。
「(実際に体感するとかなり凄い空気だよなぁ。
不動くん、よくこんな空気になるのも承知でちょっかいかけれるなあ。メンタル強すぎだろ。)」
今日は明日の練習の予定・場所を決め、それぞれチームごとにお開きになった。
春菜と秋ちゃんは私は帝国学園で練習をすると言うBチームのマネージメントをすることになった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
その日の帰り
FFIに向けて、新しいジャージを買った。モノトーンが可愛い上下セットのジャージ。
腕の部分と短パンには白いラインがあり、「何とも言えないゆるっとかんが超好み！」と思い購入した。
ルンルンで店から出ると、佐久間くんに出会った。
「あれ。こんな時間まで居たんだ。」
「ああ、ちょっとな。」
そうして二人で暗くなりつつある河川敷沿いを歩き、帰っていると、鬼道くんに会ったので、3人で帰ることになった。
「明日はBチームは帝国で練習だったよね。私も部室で作業しないと〜」
今回私はトレーナー、と言うよりもマネージャーの仕事を優先し動くことを期待されているらしいが、必要に応じてトレーナーの仕事も行なって欲しいという事だった。
その為、一応選手のデータをまとめておこうと思った。
(もちろん選ばれる選手が分かっているので彼らを優先的にまとめるのだが)
「・・・鬼道。不動とは・・・」と口ごもる佐久間くんの言葉に続くように私が
「彼って相当強靭なメンタルを持った目立ちたがり屋だよね？？？？？？？」
と言うと苦笑され、「何だか元気になってきた気がするよ」と鬼道くんに言われた。
「さあ、明日から世界を目指して頑張ろう！」
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
