23 ページ23
「あの帝国の鬼道が、人に頭下げてるよ！！！」
不動くんは大爆笑である。
なんども謝る鬼道くんに、佐久間くんはボールを蹴りつける。
「遅いんだよ！」と言って。
そして何度も何度も鬼道くんにボールをぶつけた。
そこに円堂くんが割って入ると落ち着きはしたが
案の定、真帝国と雷門イレブンは勝負をする事になった。
「今度はお前が敗北の屈辱を味わう番だ。
俺たちには、秘策があるのさ。」
そう言い欠けた佐久間くんに不動くんがストップをかける。
「おおっとォ！それまで。敵に情報を教えちゃダメだぜェ？
まあ、精々頑張るんだな。」
引き返していく佐久間くんに「いくぞ。」と言われ、私も背を向けた時、鬼道くんに呼び止められた。
「すまなかった。」そう言われた。
「私はいいの。でも、二人は違うみたい。
選手を身体的にも精神的にも支えていくのが私の役目なのに、私ではまだまだ力不足だったみたい。
たくさん声掛けもした。本当にこれで後悔しないのかって言うことも聞いた。
それでも引き止められなかった。
その結果を私も彼らとともに背負わなくてはならない。
それが、私から彼らにできるせめてもの罪滅ぼしなの。
だからどうか。やりづらいのは分かってる。でも・・・
全力で勝負して。そして彼らを・・・・」
そう言いかけて辞めた。
「助けてあげて」など言える口では無いのだから。
「ごめんね」彼らにそういって私は佐久間くん達の背中を追いかけた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
