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「本当なのかA！？」
鬼道くんは驚きのあまり
声を荒げるレベルを超えて声色は震えながらも落ち着いている。
「学生トレーナーの能力向上の為、課題が毎月来ていただけだよ。
自分のためになると思ってやり取りしてたの。」
「あっれェ？鬼道クン、チームメイトの事なのにまさか知らなかったの〜？？？」
不動くんは私の肩に腕をかけながら前のめりになって鬼道くんを揶揄う。
彼の言葉に鬼道くんは悔しそうな声を漏らした。
「…何故だ…。何故だ……！！
A！お前もあれほど
影山は危ないと言っていたじゃないか！」
そういって私の肩を掴もうとする鬼道くんの前に、佐久間くんが入り込んだ。
パーン！と音が木霊した。
佐久間くんが鬼道くんの手をはたいたのだ。
「あの時、Aが一人でどれほど悩んだのか、俺たちが病院のベッドでどれほど悔しい思いをしたか、お前には分からないさ。」
佐久間くんは少し私の手を引いた。
それと同時に不動くんは私から離れ、頭の後ろで腕を組んだ。
私は佐久間くんの後ろに隠れる状態になった。
「動けないベッドの上で、俺たちがどんな思いだったか。
毎日帝国と病院を往復し駆け回ったAがどんな気持ちだったのか。」
「雷門イレブンに入って勝利を掴んだお前には絶対分からないだろう。」
「お前には勝利の喜びがあったろうが、俺たちには敗北の屈辱しか無かったんだ！！」
佐久間くんと源田くんの言葉に、円堂くんは怒った。しかしそれを鬼道くんは制し、頭を下げた。
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
