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「そうだね。総帥のしていることは良く無いことだ。
そこに気づいて尊敬する人に対して自分のそう言う思いを伝えた鬼道君はとってもすごいと思う。
なかなかできることでは無いよ。」
ベランダの柵に手をついて、外を見ながら話す私を、鬼道くんは隣で俯きながら黙って聞いている。
「鬼道君は偽りの勝利と言ったけど、今までの勝利を偽りだと判断できる、
そして目上の人、尊敬する人にも物怖じせずに自分の思いを伝えて、ダメなことはダメと伝えられる。
そんな素晴らしい有人君のことを鬼道さんは認めてくれないだろうか？」
鬼道くんはゆっくりと顔を上げ、私の方を見た。それを感じとった私も彼のほうを見て言った。
「過去にしがみつ来たい時だってあるよ。
そんな時は好きなだけ過去の栄光に浸ったら良い。
その後また歩き出せば何の問題も無いよ。心が元気になればまた前を向けるさ。」
鬼道くんはそのまま私の言葉を黙って最後まで聞くと、彼は笑って「ありがとう」と言うと、
真剣な眼差しでベランダを去った。
そしてその数日後行われた帝国対雷門の試合にて影山は姿を消した。
そこで帝国学園は40年ぶりに負けを経験したのだった。
例の件は「A妹の春菜のことだが。」と鬼道くんから説明を受け、
後日春菜ちゃんを紹介してもらった。
「一緒に暮らしていなくても、兄弟という事実は変わらないもんね。」というと、
二人とも嬉しそうに笑った。
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あずきちょこ(プロフ) - ルルさん» ご指摘有難うございます！ご感想にも感謝です！有難う御座います。 (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 1615f8fdf9 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄い面白いです！後、鳶高と書いてありましたが、飛鷹だったかと… (2020年7月3日 18時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずきちょこ。 | 作成日時：2020年6月24日 3時
