検索窓
今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:44,459 hit

gentleman[紳士な神父] ページ25

入り口に出ると丁度カリムが車を出してくれていた。




運転席から下りるとサッと荷物を持ち、トランクへ載せてくれた。


『(相変わらず紳士だなぁ…いや、神父なんだけどな。)』




「…何考えてる。


どうせしょうもなすぎてしょうもねえ事なんだろうから聞かねえが。」



『おお、その通りです。しょうもないので聞かない方がいいです。』


カリムは片手でトランクのドアをドンと音をさせてしっかりと締めると、その手を握り、拳を縦に向けたと思えばその拳でAの頭をポンと叩いた。


「生意気なヤツめ俺は中隊長だぞ。」


『今日は欠勤なんですよね?奇遇ですね。私もなんです。だから今はただの年上のお兄さんのとしか思ってませんので。安心して私を第七の詰所まで送ってくださいね。』

そう言うとAはかなりご機嫌な様子で助手席に乗り込んだ。


「…アイツ。飲んだな。」


そう呟くとカリムはAの後を追うようにして運転席に乗り込んだ。


「お前偉く上機嫌だな。欠勤のことはフォイェンにでも聞いたのか。それよか何杯飲んだんだ。」


カリムは彼女に尋ねながらパーキングからドライブへと変え、エンジンブレーキを外した。


『質問攻めだ。質問はらすめんと!!!』


「おい。ちゃんと答えろ。」

driving[酔っ払いを乗せて]→←lie [嘘]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
158人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あずきちょこ(プロフ) - 酒豪さん» 感想ありがとうございます!!とっても嬉しいです!更新頑張りますね! (7月9日 2時) (レス) id: ff52b3536b (このIDを非表示/違反報告)
酒豪(プロフ) - めっちゃ好きです、これからの夢主ちゃんどうなっちゃうの〜!?っと少しハラハラしながら読ませてもらいました、タグに烈火星宮が入っている事に少し嬉しい気持ちがありますw。更新いつでも待ってます (6月25日 20時) (レス) id: 01c68d778a (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 甘音さん» ありがとうございます!! (2019年11月9日 9時) (レス) id: 29b9929f0a (このIDを非表示/違反報告)
甘音(プロフ) - あずきちょこさん» ヒャーー!これでよろしければ!ありがとうございます! (2019年11月9日 4時) (レス) id: 615968db43 (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 甘音さん» こちらの小説に載せさせて頂くことはできませんか?無理を強いるつもりはございません!もし宜しければよろしくお願い致します!とっても気に入りました!! (2019年11月9日 2時) (レス) id: 29b9929f0a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あずきちょこ。 | 作成日時:2019年10月22日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。