waiting for me.[お出迎え] ページ11
料金を払いに行くと、Aと咲衛門以外のメンバーで割り勘で払われていた。
料金を見たが、おっちゃんの大サービスで10%オフされていた。
行きと同じ様に一番最後に並ぶと、
『おっちゃん、お世話になりました〜。ご馳走様でした。』
と言って暖簾をくぐった。
「A!また来いよ〜!」
おっちゃんの元気の良い声が響く。
帰る間際にチラッと時計を見たが、
時刻は午後9時を指していた。
思ったよりも早い時間で安心する。
ヒナタとヒカゲはもう寝ただろうか。
出てくる前には「本を読んで欲しかったのに。」とグズっており、「また明日なら大丈夫だよ。」と言って置いてきてしまったので、少々気がかりだった。
するとそれを見透かしていたかのように、後ろを歩くAに紺炉が声を掛けた。
「そういやA、お前随分ヒカとヒナに気に入られたなぁ。今日も出て行くギリギリまで本を読め!ってグズっていやがったし…。」
紺炉がそう言うと、私の母と同期の小太郎が続けて言う。
「きっとあの2人なら起きて待ってやがるぜ!なあ若!」
それに対して紅丸は静かに笑った。
「遅かったなA。」
「待ちくたびれたぞ。」
詰所に帰り着くと、やはりヒカゲとヒナタが起きて待っていた。
眠い目を擦りながら2人でそれぞれ本を抱えている。
『ごめんね。待ったよね。
本読んで一緒に寝よっか。』
2人に近づき、しゃがむ。
もう目蓋が重そうで、少しでも気を抜けば寝そうだった。
2人の頭をゆっくりと優しく撫でた。
『すみません。お先に失礼します。
今夜はありがとうございました。』
後ろにいる男性陣にそう言うと、
「ああ!構わねえから寝かせに行ってやれ〜」と言って下さったので、Aの寝室へと向かった。
寝室に行くと、2人で敷いたのだろうか、綺麗に3枚の布団が敷かれていた。
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あずきちょこ(プロフ) - 酒豪さん» 感想ありがとうございます!!とっても嬉しいです!更新頑張りますね! (7月9日 2時) (レス) id: ff52b3536b (このIDを非表示/違反報告)
酒豪(プロフ) - めっちゃ好きです、これからの夢主ちゃんどうなっちゃうの〜!?っと少しハラハラしながら読ませてもらいました、タグに烈火星宮が入っている事に少し嬉しい気持ちがありますw。更新いつでも待ってます (6月25日 20時) (レス) id: 01c68d778a (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 甘音さん» ありがとうございます!! (2019年11月9日 9時) (レス) id: 29b9929f0a (このIDを非表示/違反報告)
甘音(プロフ) - あずきちょこさん» ヒャーー!これでよろしければ!ありがとうございます! (2019年11月9日 4時) (レス) id: 615968db43 (このIDを非表示/違反報告)
あずきちょこ(プロフ) - 甘音さん» こちらの小説に載せさせて頂くことはできませんか?無理を強いるつもりはございません!もし宜しければよろしくお願い致します!とっても気に入りました!! (2019年11月9日 2時) (レス) id: 29b9929f0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずきちょこ。 | 作成日時:2019年10月22日 0時