第八話 【あ、あなた様はっ…!!】 《安倍狐嫁》 ページ8
「う〜ん見つかんないなぁ小野さん」
歩きながら辺りをキョロキョロ見回す。
本当は霊とか使いたいけど後にしておこう。
唸っていると一件の神社を見つけて止まった。
東照宮だ。ってことは、
「徳川さああああああああん!!!」
一目散に彼の所に飛んでいく。
小野さんも大切だけど、こっちも大事だから。
運が良いのか彼も眠っている。
かなりの美形だ。かっこいい。
小野さんと同じように札を取りだし、身体にのせる。
そして封印の声を呟く。
「魂をここに閉じ込め、全てを封じ込めろ＿」
いい調子!よしこのまま…!!
「んー…よく寝たあああああああああ!!」
起きちゃった…。
「!!お前誰だ!!」
「私は安倍狐嫁と言います!いきなりですが、封印されてください!」
狐のお面をはずすと笑いかけ、呟き続ける。
札に宿るスキルが徳川さんの身体に注がれていく。
キタキタキター!!後少しだっ!!
「やめろおおおおおおお!!!」
突如槍を振り回した徳川さん。近くには槍があったの知らなかった。
軽いバク転をし、避けたのが間違いだったのかも知れない。
「なっ…!…っ!!」
足を出すと、ぶつかった。
透明な壁。見覚えがある。
まさかっ!!
「東照結界…!!どうしてっ!!」
はっとした。
徳川さんは封印の一歩手前。
当然スキルは見事注がれている。
まさかっ!!
「嘘だろおおおおお!!!」
自分が作ったスキルに捕まったあああああああああ!!!
こう叫んでいる間に徳川さんが逃げたことを私は知らない。
第九話 【待ちくたびれた】 《安倍狐嫁》→←第七話 【拒否された】 《安倍狐嫁》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スピカル(プロフ) - おわりました (2017年6月8日 17時) (
レス) id: 9500f1a88b (このIDを非表示/違反報告)
スピカル(プロフ) - お久しぶりです！更新しますね (2017年6月8日 17時) (レス) id: 9500f1a88b (このIDを非表示/違反報告)
嵩画鯉城(プロフ) - 平峰敦盛の中の人です。お久しぶりです。 (2017年4月18日 7時) (レス) id: 35923b5e78 (このIDを非表示/違反報告)
零兎(プロフ) - [壁]_-)お久しぶりです。誰か居ますか？ (2017年4月17日 22時) (レス) id: 377a049b03 (このIDを非表示/違反報告)
百合桜＠チョロ松推し(プロフ) - スピカル@SPKLさん» あの、更新したいのでパス教えて頂いてもよろしいでしょうか？ (2016年4月30日 22時) (レス) id: 29848ed227 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
