偉人の子孫、封印しました。【小説化】

第七話　【拒否された】　《安倍狐嫁》 ページ7

気合いを入れて、一人目だっ!!

ターゲットは小野さん。

理由?えっとー…。

無防備に寝てたから…?

場所がなんか寝室だったし。結構ボロボロだったけど。

暴れられると困るから、ササーと封印したい。






走るの面倒だったから、式紙の舞で来た。

やっぱり速いわ、うん。

堂々と玄関から侵入。

家に居たの小野さんだけだったし、何より窓から入るのは不味いでしょ。

音を立てぬよう忍び足で上がり、忍び足で部屋に向かう。

「失礼しまーす…」

小さな声で挨拶をし、近づく。

かっ…可愛い!!

男か解んないぐらい可愛い!!

あのこみたい、前やったギャルゲーの女の子。

私、基本的にジャンル関係なく色んなゲームやる派だから、すぐこういうの出ちゃうんだよね。

札を取りだし、小野さんの身体の上にのせる。

そして封印の声を呟く。

「この者を…」

「あの何やってるんですか?」

.



.


.

「え?」




起きていらしゃった…。

「あの一体何を…」

こんなパターン初めてだ…!!

澄花も堺兎も瞬時にやったから気づかれなかったけど、気づかれただとぅ!?

どうやって誤魔化す!?でも私、一応巫女だから嘘いっちゃダメだし!!

う〜ん…。どうしよう…。

悩んで悩んだ結果。

「私は安倍狐嫁と言います!いきなりでなんですが、小野さん、封印されてください!」

狐のお面をはずすと笑いかけた。








結果。

叫ばれて逃げられました。

相当なショックを受けましたが、追いかけます。

第八話　【あ、あなた様はっ…!!】　《安倍狐嫁》→←第六話　【キタキタキター!!!】　《安倍狐嫁》

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