偉人の子孫、封印しました。【小説化】

第六話　【キタキタキター!!!】　《安倍狐嫁》 ページ6

遡ること数時間前。

何時も通り、お祓いしたりゲームしたりしてたら感じた覇気。

二人の覇気の内、一人の覇気はとてつもなく強かった。

これはいくっきゃかない!!

決めたら私はすぐ実行。

巫女服に着替え、大幣を担ぎ、札を持ち、狐のお面を着けたら外に飛び出した。

澄花と堺兎には、買い物と言っておいた。



外っていても神社なんだけど。

晴明神社。私の勤務先。

私の先祖、安倍晴明から受け継いできた。

懐から”あれ“を取りだし、大幣を握る。

全身全霊を大幣に注ぐ。

見えた!!

一人…いや、どっちも男か。

まず一人目。

このお方…女じゃね?あっでも違う。

この覇気は、えっとー…小野妹子!?

まじで!?結構前の方なのに、まだ成仏してないの!?

…まぁいいか。

二人目はー…銀メッシュ?

このお方偉人?偉人はメッシュ入れないよね。

でも…覇気が強い。堺兎と一緒だ。

うぅーと霊力を注ぐ。

…まさか!このお方!徳川家康!?

キタキタキター!徳川幕府キタキタキター!!

このお方も成仏してなかったんだ!!

神様、仏様有り難う御座います!!

今から捕獲…じゃなくて封印して来ます!!

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