第十五話 【ではまた】 《安倍狐嫁》 ページ15
「あの可笑しくないですか?どうして東照宮に小野さんと沖田さんの友人がいらっしゃるんですか?」
「…知らん」
徳川さんに連れられ一室に入ると、手当てをされている。
徳川さんは子孫って言ってたけど違うよね。間違えだよね。
今度こそ本物だよね。同じことって何度も起きないしね。
ボーン…と時計のべるがなった。
時刻は六時になった。
流石に帰らないとヤバイな…。怒られる。
残念だけど諦めよう。
「…よし終わった」
「どうも有り難う御座います…」
湿布貼ってある。冷たい。
「お前これからどうするんだ」
「帰ります。用事があるんで」
立ち上がり徳川さんと小野さん、沖田さんを睨む。
「徳川さんスキルは無闇に使用しないでください。といっても、全て貴方の行動は解りますが…」
こんな感じの忠告を何度かして帰る。
「そういえば…」
ふいの疑問を思いだし聞いてみた。
「小野さんと徳川さんは知り合いなんですか?貴女方は私に封印されてから知り合うんですが。顔を見て解ると言うことは繋がりでもおあり何ですか?」
私は探るような視線を三人に向ける。
見透すかの様にじっと。
「なんつーか_」
「まぁどうでもいいですけど」
「おい」
まぁ…。と、式紙を数枚取りだし投げる。
「今回は諦めます。徳川さんと繋がることも出来ましたし、都合の良いことになったので」
「意外だな。諦めるとは」
「まさかっ、完全に諦めた訳じゃないですよ」
笑いを溢して大幣を翳す。
「貴方様達には暫く興味が失せました。それに面倒な事は嫌いなので」
口のなかで呟き、最後に笑いかけた。
「ではまた会う日まで」
式紙は私を包み込むと、その場から離れた。
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スピカル(プロフ) - おわりました (2017年6月8日 17時) (レス) id: 9500f1a88b (このIDを非表示/違反報告)
スピカル(プロフ) - お久しぶりです!更新しますね (2017年6月8日 17時) (レス) id: 9500f1a88b (このIDを非表示/違反報告)
嵩画鯉城(プロフ) - 平峰敦盛の中の人です。お久しぶりです。 (2017年4月18日 7時) (レス) id: 35923b5e78 (このIDを非表示/違反報告)
零兎(プロフ) - [壁]_-)お久しぶりです。誰か居ますか? (2017年4月17日 22時) (レス) id: 377a049b03 (このIDを非表示/違反報告)
百合桜@チョロ松推し(プロフ) - スピカル@SPKLさん» あの、更新したいのでパス教えて頂いてもよろしいでしょうか? (2016年4月30日 22時) (レス) id: 29848ed227 (このIDを非表示/違反報告)
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