第八百九十五話：万屋 ページ34
そうこうしていると、目的地が見えてきた。
その建物の方へ目を向ける。
他の店よりも若干大きめで、店の入り口の両脇に立て看板みたいなものがあり、そこに紙と筆が置いてある。その下に上に切りこみが入れられてある、『依頼箱』と書かれた木箱が設置されている。看板には、『店頭でご依頼出来なかった場合はこちらの用紙に、"依頼内容とその時間帯と日付"、"お名前"、"住所"をご記入の上、下の『依頼箱』にお入れ下さい。』と書き出しがある。
そして入り口ののれんには、＿＿『万屋(よろずや)まにわに』と書かれていた。
＿＿かつて、父親が中心として営業していた万屋を、稼業としていた。
＿＿そして現在、表向きで"鑛A"ならぬ、"真庭蜉蝣"と名乗っている。
玄関口の右端の部分に、『営業中』と札がある。
四人は揃って建物の中へと入って行った。
A「・・・只今戻りました〜！」
入って行くと、そこには他の頭領達と平忍数名が各々の服を着て報告やら次の依頼の確認やらをしている最中だった。いつもと比べて若干落ち着いている感じもしている為か、少しばかり昼休憩をしていた。
川獺「お？早かったな。」
川獺は、蝙蝠と同じ姿で、さらしを巻いた状態で着物は明るめの茶色、濃い茶色の帯締め、背中に印が付いているものを着ている。
蝙蝠「あぁ。なんか書かれてる依頼内容とは違って案外苦戦するほどのものじゃぁなかったぜ？」
A「というより、情報通である二人が行ったからこそ、早く終わることが出来たんですよ。」
川獺「まぁ確かに情報収集力においては俺と蝙蝠、人鳥君が長けているからねぇ。」
A「そちらは大丈夫でしたか？」
川獺「忘れ物探しの依頼なんて、今となっては俺にとっちゃぁ十八番だぜ？蜉蝣ちゃん。返事はいつも決まってるって事、あんたが一番知ってるだろ？」
A「まぁ、確かにそうですよね。」
「ふふっ」と笑う。
A「他の皆さんはどうでしたか？」
頭領達に担当していた依頼の報告確認をとる。
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雨晴(プロフ) - 青龍さん» こんばんわ〜ありがとうございます(^^) 頑張らせていただきます！ (2017年7月24日 22時) (
レス) id: 3adc52b091 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 完結おめでとうございます！新しい小説でも頑張ってください！ (2017年7月24日 21時) (レス) id: ba867b1983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨晴 | 作成日時：2017年6月10日 1時
