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「あのね」
『は、はい』
「好き。付き合ってください。」
『だから昨日、』
「失わせないよ!!」
『へ?』
「全てを失うのが怖いんでしょ?俺がいる。俺がずっといる。約束する!俺は友達を失うより名誉を失うより、Aを失う方が嫌だ!!何度Aが悩んだとしても、俺は絶対、一生Aの隣にいるから!!!!」
「どう、でしょうか、」
『...』
驚いた。こんな受け止め方をする人がいるなんて。まさかそれでもいいなんて言われると思ってなかった。
伊沢さんが、好きだ。
この想いは心の奥底にしまっておいたはずだったのに。ふつふつと沸騰して湧き上がってくる思いは、、
もう、止められないと思った。
『好きです、私も。』
『私が周りの何を失っても、伊沢さんがいてくれればいい。
よろしく、お願いします』
私にとっては大きな決断だった。今までこうやって守ってきたものを、全て捨てると言ったようなものだったから。
でも、もういい。彼が、そばにいてくれれば。
私はなんだってできる。
「やっと俺のものになってくれた。待たせてくれちゃって。絶対幸せにするから覚悟しててね」
『難しいよ、私を幸せに、なんて』
「愛があれば楽勝なんですー」
『ふふ、なんですかそれ』
ほら、もう幸せだ。
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葵(プロフ) - 実紅露。さん» いえいえっ!!こちらこそ読んでいただいてありがとうございます!嬉しいです!! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 73270576ea (このIDを非表示/違反報告)
実紅露。 - めっちゃキュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年3月30日 10時) (レス) id: ec857bc14c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグくらいちゃんと外して下さい (2020年2月16日 15時) (レス) id: 34c689493b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年2月16日 13時