あさ。sgiさん ページ46
『...んー』
ピピピッとアラームが鳴る。止めようとすると、背中に体温を感じる。
昨日から須貝さんと同棲している。
「同棲」なんて文字を思い浮かべて、少しにやけそうになってしまう朝。
愛しい人が隣にいるなんて、こんな幸せなことないだろう。
『かわいぃ、寝顔、、』
すー、と寝息をたててまだ寝ている須貝さん。荷物解いたりで大変だっただろう。
ちゅ、とほっぺにキスを落として、先に朝ごはんを作ろうとそっと立ち上がった。
まだ全然お買い物行けてないから材料が無くて苦戦したけど、なんとか朝ごはんを作る事が出来た。
『よし、できた!!』
『わっ!』
急に背中に重みが来てびっくりする。
少しだけ顔を向けると、須貝さんがバックハグしてきていた。
少し拗ねた顔の須貝さん。何があったんだろうか。
『ど、どうしたんですか?こんな朝ごはん嫌ですか?すみません、全然材料無くて。もしあれなら、今からなんか買って、「ちがう」
え?』
思いっきり話してる途中で会話をぶった切られる。
『ど、どうしたんです?』
「起きたら、となり、いなかったから」
『へ、、』
「寂しかったのっ、」
『なっ、』
まだ少し拗ねた顔で俯く須貝さん。
だめだ、これじゃ心臓がもたない。
「だから、やりなおし、しよ」
『何をですか?』
「もっかいねて。次起こして。すぐ、」
『ふふ、わかりました、そうしましょう』
ぽふ、とベットに寝転ぶと、目の前に須貝さんの顔。
「ぎゅってして寝よ」
『はいっ』
「じゃあ、おやすみAちゃん」
そう言って、頬にキスされた。
「さっきの仕返しね?」
『なっ、起きてたんですか?!』
「そりゃあねあんなことされたら」
『っ〜〜、』
『口には、してくれないんですか??』
驚いた顔で止まる須貝さん。引かれた、かな。
「なにそれ今の可愛すぎ。ごめん、さすがに我慢できないわ」
『ちょ、んんっ、』
深い深いキスをされる。まぁ、こうなることを望んで言ったことだから。
さぁ、甘い時間の始まりだ。
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葵(プロフ) - 実紅露。さん» いえいえっ!!こちらこそ読んでいただいてありがとうございます!嬉しいです!! (2020年3月30日 17時) (レス) id: 73270576ea (このIDを非表示/違反報告)
実紅露。 - めっちゃキュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年3月30日 10時) (レス) id: ec857bc14c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグくらいちゃんと外して下さい (2020年2月16日 15時) (レス) id: 34c689493b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年2月16日 13時