QuizKnock 短編集2

かまって。izwさん ページ26

今日は休日。伊沢さんが家に遊びに来てくれたけど、生憎レポートやら記事やらやることがいっぱいだ。

「ねーAー」

『んー』

だからこんな、生返事をずっとしていた。

「暇なんだけど」

『んー』

「かまってよ」

『んー』

「...もういい」

『んー』

ｷﾞｭｯ

『へ？ちょっと』

「...」

『ごめん、まだ終わってないんでちょっと待っててください、、』

「無理、だめ」

『作業しにくいじゃん、』

「話聞いてくれなかったもん。」

『んーちょっと待ってよー、すぐ終わらすから！！』

そう言ってまたすぐパソコンを触り始めた。

「...もう」

『んっ、やっ、ちょ、やめて』

「やだ」

痺れを切らしたのかちゅっと首筋に吸い付いてくる伊沢さん。何度も何度も。

『やだっ、弱いの、知ってるくせに、』

「だからだよ」

『おわったら、すぐ構うから、』

「ほんと、？」

『うん、ほんと！絶対！だから集中させて！』

「...わかった」

それでも後ろから抱きついたまま待っている伊沢さん。時々、伊沢さんの吐息が首筋にかかってくすぐったい。

...全然集中できない。

まぁ、明日ちょっと頑張ればすぐ終わるし、、今日はいいか。

珍しく甘えたさんな伊沢さんも貴重だ。

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