QuizKnock 短編集

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あなたside

急に須貝さんに彼氏や好きな人の事を聞かれた。

好きな人はいます、ってしっかり言えたけど、、

須貝さんが好きです、なんて言えるはず無かった。だって、須貝さんが私を好きな、

そんなはずがない。

好きですなんて。

私にそんなこと言える権利ないと思った。

困らせるって、そう思ったから。

「そっか、、今日は帰るね」

『っ、』

あからさまに落ち込んだ須貝さん。

めちゃくちゃ引かれるかもしれないが、

これは自惚れてもいいんだろうか。

【ここで諦めたら後悔する】

須貝さんがどこか遠くへ行ってしまう気がした。

お願いします、神様。

どうか自惚れさせてください。

私に【好き】と言う勇気をください。

当たって砕けろ、私。

『っあの！！！須貝さん！！！』

びっくりするぐらい大きな声が出た。

「どうしたの？」

『あの！須貝さんの好きな人、って！！

私、だったりしますか？！』

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