65番線 挑戦を見届けて3 ページ17
拓弥 side
佑「じゃ次はこのゲーム!!
でん!リフティングゲーム!!」
稜「終わった。」
『絶望的。』
このゲームには経験者とそうでない人がいるからハンデが設けられることになった。
経験者は地面にボールが置いてある状態からリフティングを始める。やったことない人は手で持って、そこから取りやすい位置に落としていいことに。
こんなの楽勝っしょ。
8号車にもいいとこ見せてあげよ。
と、思ってたのに。
すぴゅーーん。
俺のボールが、蹴った瞬間に飛んでいきました。
それも8号車の顔面に。
「っ!!ご、ごめっ。」
やば。焦って言葉が出てこねぇ。
海「ごめんなさい!」←スライディング土下座
「ほんとにごめんなさい!!!」
海のおかげでなんとか言葉が出てきた。
頭を下げながら横を見ると、Aも一緒に謝ってくれていた。
痛くない?大丈夫??と、声をかけている。
俺がやった事なのに、みんな、ありがとう…。
稜「お、ユースケ推しだな。ユースケ謝れ!」
佑「えっ!!?いや、ほんと、申し訳ございませんでしたぁぁ」
笑顔になった8号車にほっと胸をなでおろす。
泣かせちゃったらどうしようかと思った…。
すっ、と目の前に手が差し出される。
『次、私の番。
飛ばしちゃうかもだから、拓弥ゴールキーパーやってね笑』
えへっと笑ったAにつられて笑う。
いつもなら引きずっていたかもしれない。
改めてAとメンバーの優しさに感謝した。
『それっ!』
よし!ちゃんと真上に飛んだ!
そのまま受け止めればリフティング続くぞ!
「えっ!」
Aが足を滑らせて尻もちをついた。
「………。えいっ。」
超「!!!??」
ボールは地面に着く前にもう一度上に上がり、
急いで立ち上がって構えたAの足に落ち、リフティングが2回続いた。
祐「ちょいちょーい!なんか今!不正があったぞ!!」
太「なんかAじゃなくて、拓弥が1回リフティングした気が……?」
そう。俺は体育座りをして、Aのボールが客席に飛ばないよう構えていた。
そこにちょうど転んだAのボールが飛んできたので、足で軽くえいっ!とやったら見事Aの元へ戻り、リフティング成功というわけ。
『やったー!』
8「おめでとー!!」
これで、借りは返したからな笑
全員からの祝福じゃないけど…
おめでとうだって。
よかったな。
あ、罰ゲームはユーキになったよ笑
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ゆに(プロフ) - かいらさん» ありがとうございます! できる限り晃一くんのお話はこれからも作っていくつもりなのでこれからも読んでいただけたら幸いです(*^^*) (2018年6月20日 22時) (レス) id: a71d73f79f (このIDを非表示/違反報告)
かいら(プロフ) - 面白くて、コーイチが出てくる話は自然と涙が出てきちゃいました…これからも更新頑張ってください!待ってます。 (2018年6月13日 13時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - アリスさん» アリスさん!前回に引き続きコメほんとにありがとうございます! これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね(*^^*) (2018年6月1日 20時) (レス) id: a71d73f79f (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 2度目ましてこんにちは!この前もコメントさせて貰いました!本当に応援しています!頑張ってください (2018年6月1日 19時) (レス) id: 0213cc33f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - まいかさん» ほんとですか!続編も読んで下さりありがとうございます!!これからもよろしくお願いします*\(^o^)/* (2018年5月29日 23時) (レス) id: a71d73f79f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆに | 作成日時:2018年5月29日 23時