ターゲット26 ページ27
退屈な日々だった。
そして、とても寂しい日々だった。
あなたたちに出会うまでは。
・
Yuki side
祐「じゃあ今日の練習はここまでにしよっか！」
佑「ぜえっ…ぜえっ…うぇ…ゲホッ！！ゴホッ！」
拓「ハァっ…！きっつ…。足がもう動かない…。」
稜「明らかユーキだけおかしいッッ！まじその身体能力なんなんだ…。」
海「…ハァハァ…あれ？晃一は…？？」
晃「( ºωº )ﾁｰﾝ…」
太「……ご愁傷様。」
晃「勝手に殺すな。」
いつもの練習を終えて、バックに練習着やらタオルやらをつっこむ。
もう、下校時間はとっくに過ぎていた。
早く戸締りしなきゃな…。
みんなは…あ、もう出ていったのね。はや笑
突然、体育館の電気が消えた。
祐「きゃぁぁぁああ！！！」
思いっきり声出しちゃった。
いや、誰だってビビるでしょ！！
稜「…うっせー！耳おかしくなるわ！俺が電気消したの！
ほら、さっさと鍵閉めて帰るぞ。」
なんだ。稜雅だったのね笑
ホッとして、出口に向かって歩きだした
その時
「ありがとう。」
えっ？
後ろから聞こえたような声に思わず振り向く。
でも、そこはただ黒い空間が広がるばかりだった。
すぐに稜雅の方を向くと、稜雅も不思議そうな顔をしている。
稜「……早く行こうぜ。」
結局『それ』がなんだったのか、俺にはわからなかった。
だけど、なんだか心がぽかぽかしていた。
まるであの日Aに初めて会った時のように。
次、Aに会えたら今日の練習成果見てもらおうかな。
俺の振付だからちょっとドキドキだけど、Aならきっと笑顔で見てくれそう。
稜「会いたいな。」
ふと、稜雅が声をもらした。
それが誰のことなのか、俺には聞かなくてもわかるし、なぜか稜雅の考えていることがわかる気がした。
祐「…うん。会いたいね。」
ゆっくりと扉を閉めて、鍵をかける。
ふわっと花のような香りが俺の鼻をかすめた気がした。
祐「…Aもきっと会いたいって思ってくれてるんじゃないかな。」
俺がそう言って振り返ると、稜雅は少し驚いた顔をしていたがすぐに頬を緩めて
稜「そうだな。」
暖かい笑顔で答えてくれた。
俺たちはその後、校門で待ってくれていたみんなとゲーセンに寄って少し遊んでから帰路についた。
もし、あの時君の涙に気づけていたら
何か変わったのかな。
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ゆに(プロフ) - ノンノンさん» ありがとうございます(´；ω；｀) 頑張って更新続けていきます！ (2018年1月21日 22時) (
レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
ノンノン - つつぎ気になります！更新お願いします！ヨロ〜 (2017年12月22日 16時) (レス) id: ac1fe2bbf6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - ひなたさん» ひなたさん！ありがとうございます（泣 少しずつですが更新していきますので完結までどうかお付き合い下さい！ (2017年12月2日 10時) (レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます！頑張って下さい！これからも、応援してます！！ (2017年11月30日 0時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - クソガキ推しさん» コメントありがとうございます(･_･、) ストーリーフィルムの感動を半減させることのないよう頑張りたいと思います！！ (2017年11月26日 0時) (レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆに | 作成日時：2017年11月7日 13時
