おれだけ【sm】rk ページ5
A.side
部屋の温度がまた下がった気がした。
身体が震えるのと同時に酔いも冷めていくのが分かった。
目の前の男は不機嫌そうに私を菫色の瞳で見つめる。
sm「…で?なんかいうことないんすか」
かひゅ、と喉の奥から息が漏れる。
ごめんなさいと言おうとしても唇が震えて上手く話せない。
「あ…ごめぇ…ごめ、んなさ…い」
私の彼氏のスマイルの愛情が少し重いとは分かっていた。
分かっていたはずなのに。
私は飲み会を1次会で帰らなかったことに後悔した。
sm「今日もかわいいなぁ…俺以外の奴となに話したかはしらねぇが」
スマイルは舌打ちをした後、ソファーに腰掛ける。
私はその前にただ突っ立ってることしかできなくなった。
私の肩からスマイルから貰ったショルダーバッグがずり落ちて金属の音が響く。
「す、すまいぅ…すまい…」
私が彼の名を呼び掛けるとスマイルはにやりと笑ってから私のスマホを開く。
前にパスワードをかけていることを知られたとき、やましいことでもあるのかと迫られたのが怖くてそれ以来パスワードはかけていない。
なんとなく彼がすることが分かっていた。
sm「…俺しかいなくていいだろこんなん」
彼のしなやかな指が連絡先を消していく。
もう止める気力もなかった。
へたり、と足の力が抜けその場に座り込んだ。
「…すまいぅ…すきだ、よ」
自分でもわからなかった。
ただからっぽの脳みそで出てきたのはその言葉。
スマイルはその言葉を聞いて嬉しそうに笑った。
sm「Aは俺だけしか見なくていいんだよ」
スマイルは私の頬を優しく細い指でなぞる。
私の腰が跳ねたのをみてスマイルは荒々しいキスをした。
息が出来なくて視界がふわふわと霞んでくる。
sm「ん…あいしてる」
甘く囁かれたその言葉は黒く淀んでいて、沼の様だった。
身体が飲み込まれていく。
まぁもうそれでもいいかな。
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ウル様リクエストありがとうございました!
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ビー玉(プロフ) - Twitterフォロー失礼します！ (8月16日 1時) (
レス) @page32 id: 7a07f59bfb (このIDを非表示/違反報告)
シス(プロフ) - momijisandazoさん» 申し訳ありません…！今リンクを貼り直しました、ご確認して頂けると助かります！ (2022年3月21日 20時) (レス) id: 3c4da15d1e (このIDを非表示/違反報告)
momijisandazo(プロフ) - ツイフィの方が削除されていたのですがこの場合はどうすれば良いでしょうか？ (2022年3月21日 20時) (レス) @page24 id: def6b7fbc2 (このIDを非表示/違反報告)
シス(プロフ) - とまとさん» ツイフィ閲覧お願い致します (2022年2月2日 21時) (レス) id: 3c4da15d1e (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - Twitterフォローさせていただきますｯ(( (2022年2月1日 23時) (レス) @page10 id: 9799237945 (このIDを非表示/違反報告)
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