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f side
テントが3つ。
1つは、先生達。
そして、残り二つは、俺と宮、
北山先輩と渉先輩で、
分かれてテントの中に入った。
宮も俺も、
寝袋に入った。
f｢ねね、宮の話も聞かせてよ。
玉ちゃんと水族館行ったんでしょ？｣
m｢あぁ、…楽しかったよ。｣
その時、宮田の目がちょっと泳いだのを
見逃さなかった。
f｢…なんかあった？｣
m｢玉がまた一緒にどこか行きたいって言ってくれて、
嬉しかったんだ。
どこがいい？って聞いたら、
花火大会に行きたいって。
真っ直ぐだし、健気でさ、
でも、
……玉が、樹と、重なるんだ。｣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺と宮は小学校からの幼なじみで、
小学校時代、俺と宮とそしてもう1人、
樹(いつき)の3人で、いつも一緒にいた。
ある時、樹は、
｢僕、宮のこと、好きなんだ。｣
そう俺に打ち明けてくれた。
だから、俺は樹の思いが宮に伝わるように
さりげなく2人きりにしたりとかした。
きっと、宮も何となく気づいてたはず。
でも、3人で一緒にいるのが
居心地良かったんだと思う。
そして、俺らが小6の夏。
花火大会の日。
もちろん3人で行った。
樹｢…あ、忘れ物した！先行ってて！｣
m｢え、一緒に行こうか？｣
樹｢ううん、平気！すぐ戻るから。｣
樹は自転車に跨って走っていった。
m｢…遅いなぁ。樹。｣
f｢うん、そうだね、｣
m｢俺、迎えに行く！｣
f｢俺も行くよ｣
そして、
2人で走り出すと、
人だかりがあるのに気づいた。
なんだろう、事故かな。
f｢…ねぇ、あの自転車、｣
m｢…えっ、｣
そこからは、全てがスローモーション見えた。
樹が運ばれていくのを
俺達はただ立ち尽くして見ていた。
┈┈┈┈┈┈
m｢…あ、ごめん、ガヤ。
気にしないで。｣
返事に困っていた俺に気を使って、
宮は俺から背を向けた。
どんな言葉をかけるべきだったのか、
俺には分からなかった。
しばらくして、
寝息が聞こえてきた。
みや、寝れたんだ。
どうしよう、寝れないや。
ちょっと外の空気吸おうかな。
俺は、そぅっと動き出し
テントの外へ出た。
…？｢…ん？藤ヶ谷？｣
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animal(プロフ) - 藤北ラブさん» コメントありがとうございます(●´▽`●) (2020年10月2日 23時) (
レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年10月1日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
animal(プロフ) - なすさん» コメントありがとうございます！(●´▽`●) (2020年6月5日 18時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
なす - 千賀くんが報われますように…。更新頑張って下さい！ (2020年6月5日 11時) (レス) id: 597fe44510 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：animal | 作成日時：2020年5月19日 14時
