SevenWishes 3

ki side ページ9

俊哉は眠りについたみたい。


お粥でも作るか。



お粥を持って、俊哉の部屋に戻った。



ki｢…っ、俊哉！｣


俊哉は痙攣を起こしていた。







ki｢俊哉、大丈夫だからな。｣


治まるまで、俺は声を掛け続けた。









m｢…っ、…ﾊｧﾊｧ……みつぅ、…｣


ki｢ん、大丈夫だよ。
熱はかるね。｣


m｢…んっ、…｣


ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…

39度かぁ。高いな






解熱剤入れてやりたい。
筋注の方が効き目早いからなぁ。


ki｢…とし、熱下げるお薬入れるね。｣



m｢んんっ、…っ、…いやぁっ、…｣


熱が高いから朦朧としてて
抵抗する気力も無くて、ポロポロと涙を流している。

早く楽にしてあげたい。





ki｢…ごめんね、すぐ良くなるからね。｣


俊哉が動き出さないように、
上から優しく抱きしめる形で抑え、

注射器を構え、肩に刺した。




m｢…んっ、！…んーーっ！…っ、…やぁっ、…｣


ki｢もうちょっとだよ〜。｣




m｢…んんぅっ、…っ、…ｸﾞｽｯ…｣





ki｢終わったよ〜
頑張ったね。｣



俊哉の涙を拭ってやった。








ki｢…お粥食べる？｣



俊哉はフルフルと首を横に振った。

食欲無いかぁ…





ki｢お水は？ちょっとでいいから。｣


m…ｺｸｯ




俊哉の体を支えてやって、
お水を飲ませた。

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