2side ページ31
今日は朝早かったんだよ。ロケで。
だから、ちょー眠い。ちょっと不機嫌なわけ。笑
打ち合わせの時間になっても、千賀が来ない。
電話にも出ない。
結局、千賀は遅れてきた。
打ち合わせ中も
俺は、千賀のことが心配で心配でたまらなかった。
打ち合わせが終わってすぐに千賀の元へ行こうと思ったけど、ミツと謝りに行ったみたい
廊下で待ってっか。
────千賀が出てきた。
2「...千賀、なんかあった?」
s「...えと、トイレ行ってたの。」
なんだそれ。
電話も気づかなかったとか。
おかしいだろ。
なんで、何も教えてくれないんだよ。
なんか、イライラする。
そしたら、宮田が来た。
宮田がお腹痛いんじゃないかって。
なんだ。だったら、そう言えばいいのに。
手を当ててやったら、千賀は打ち明けてくれると思った。
────パシン
この瞬間、俺の中で何かがプツンと切れた。
俺はこんなに千賀のこと心配で心配で、
こんなに問いかけてるのに。
千賀は答えてくれない。
2「...なんだよ...心配してやってんのに...」
気づいたら、そう言っていた。
こん時の俺は、頼ってこないのが悪いんだ
そう決めつけてしまった。
ダメだな。今の俺は、冷静になれないみたい。
俺はこれ以上千賀に近づいたら、千賀を傷つけてしまう。
そう思ったから、千賀をなるべく避けるようにした。
────今思えば、この時の俺の行動は、
さらに千賀のことを傷つけてしまっていた。
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brownanimal(プロフ) - REOさん» コメントありがとうございます!とても励みになります! (2019年1月21日 14時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
REO - とても感動しました。続きが気になります!連載お願いします! (2019年1月20日 21時) (レス) id: dec2c5a9df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:brownanimal | 作成日時:2019年1月5日 17時