澄み渡る空は 2

松本 side ページ41

千賀くんの手当してて、思ったんだけど...


体が温かいなぁ...って


夏なのに、上着を着ているし、


これは、きっと熱があるな。

松本｢...熱はかってみて。｣

俺は体温計を千賀くんに差し出した。






s｢.....え？...｣

これは、気づいてないパターンかぁ笑

松本｢千賀くん、多分、熱あるよ。｣


s｢そ、そんなことないですよっ、...
元気です、もん...｣


ありゃ、測ってくれないかもなぁ...




すると、翔くんが立ち上がって、こっちに来て

俺から、体温計を受け取って、






櫻井｢はいはい、測れば分かるでしょ。｣
千賀くんの脇に体温計を差し込んで、
後ろから、抱きしめた。

s｢...え、ちょっ、...しょぉ、くんっ、｣

櫻井｢...大人しくしなさい｣

s｢.....うぅ〜...｣


うん。大丈夫そうだ笑

ほんとに翔くんの弟みたいだなぁ〜




ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ...

松本｢何度だった？｣

櫻井｢38度｣


うわぁ高いなぁ。


s side



翔くんに、お熱まで測られちゃって。


...あぁ、38度もあるのかぁ。

ってちょっと、だるさも感じてきて、

ぼーっとしてたら、


松本｢千賀くん、今日の仕事は？｣

s｢...あぁ、えっと、...振り入れ...です｣


仕事を聞かれて、ハッとした。

そうだ、こんな所にいる場合じゃないんだった


松本｢...じゃぁ、今日は、見学させてもらったりとかして、...メンバーには、伝えてあげるからさ、｣
s｢出来ます！｣
俺は、立ち上がってそう答えた。




松本｢...おぉ...あぁいや、休んだ方がいいよ。｣

二宮｢やれるとかじゃなくて、無理するなって
ことですよ。｣

相葉｢そうそう！無理しすぎて、倒れたりでもしたらっ、...｣








...そういえば、そうだったなぁ。

前、俺が熱出しちゃった時も、こんな感じで、

みんな心配してくれたんだよなぁ...







二宮｢...え、...｣相葉｢あぁ、ごめんねぇ、怒ってるとかじゃないよ、みんな心配でさっ、｣



相葉くんが何故か慌て出していて。








そう、俺が涙を流していた事に気づいたのは、
その後で。


s｢...え、あっ、...ごめっ、なさっ、...｣









大野｢いいんだよ、たまには休んでも。
千賀くんの体がちょっと疲れちゃったって言ってるんだよ。だから、休ませてあげなきゃ。｣

大野くんが、俺の涙を拭ってくれた。








櫻井｢そうそう
...ほら、あんま泣くとしんどくなるぞ、笑｣

俺の頭をわしゃっとして、翔くんはそう言った。

そして、ソファに連れてってくれた。

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