澄み渡る空は 2

ki side ページ36

あれから、俺は、千賀と連絡がつき、




病室にまで来るであろうと、

待ち伏せた。



何も知らないというような表情で
アイツは現れた。


俺は、余計頭にカチン、ときた。





気づいたら、人気のない所まで連れていき、

アイツの言い分なんて聞かずに、責め立てていた






また、アイツは過呼吸みたいなん起こしてて。







俺は、悪くない。そう言い聞かせて、

アイツを置いてった。









俺は、病室に戻った。


f｢おかえり、北山。｣
ki｢...おぅ。｣




f｢...ちょうど、ワタ寝たとこ。
そろそろ、北山達、帰っていいよ。

俺は、今日ここで泊まる。｣



ki｢大丈夫か？お前だけで。｣

2｢...俺も泊まるって言ったんだけど...
たまには、2人にしてあげれば？｣

ki｢...まぁ藤ヶ谷がいいなら...｣



...ガラガラ ？｢...よっ！｣

2｢...中居さん！｣

中居｢おぉ、どうだ？横尾は｣

ki｢はい、1週間後には復帰出来るそうです。｣

中居｢そうか、良かったな


他のやつは？｣

2｢あ、宮田と玉は、宮田の家に居ます！｣





中居｢...千賀は？｣

f｢アイツがっ、｣
俺は、藤ヶ谷の腕を掴んで、止めた。

ki｢...千賀は帰りましたよ。用事があるとかで、｣



中居｢...そうか、

じゃぁ、お大事にな｣

ki2f｢ありがとうございます。｣


中居さんは病室を去っていった。





中居 side

俺が、病室に行って、

千賀の事を聞いた時、何か違和感を感じた。





俺は、病室を出たあと、

千賀の姿が見当たらないか、探した。






...なかなか見つからない。
やっぱ、本当に帰ったのか？


人気のない廊下にも足を運んでみる。







...ﾊｧ...ﾊｧﾊｧ...


声が聞こえてきて、
俺は、走った。



いた、。

しゃがみ込んでいる人影があった。


俺は、駆け寄った

中居｢...千賀？｣

s｢...ﾊｧ...ﾊｧﾊｧ...ﾊｧ...｣
苦しそうだ、また過呼吸を起こしてしまっている。






俺は、千賀の呼吸が落ち着くまで
ずっと背中を摩り、
そばに居た。








s｢...中居さん、...どうしてっ？...｣

中居｢ぁー、
...ここって煙草吸える場所ねぇーのな笑｣


素直にお前の事探してたって言えないのが、
俺の不器用なとこ。

s｢...ふふっ笑｣

千賀も俺の嘘には気づいてるだろう。
千賀の姿を見て、駆けつけてきてしまってるし。






中居｢メンバーには、話せてねーの？｣

s｢...ぁー、...はい...｣



中居｢頼りにくいか｣


s｢...頼りにくいっていうか...｣

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