澄み渡る空は 2

s side ページ34

ミツとマネージャーから着信って何があったんだろう...

スマホを見つめていると、着信がかかった

ﾌﾟﾙﾙ...

s｢...もしもし｣ki｢千賀っ？...お前今、どこにいんの？｣

s｢...えと、｣
とりあえず、店の前にいることを伝えた

ki｢ﾊｧ...今から、マネージャーが迎えにくっから｣

ミツがそう告げ、通話が切られた。






しばらくして、

マネージャーが迎えに来た。


マネ｢千賀さん、乗ってください！｣

俺は、車に乗り込んだ。



s｢...あのさ、何かあったの？｣

マネ｢え、北山さんから聞いてないんですか？

横尾さんが歩道橋から落ちて、搬送されたんです｣


...そんなことがあったなんて。








病院に着いた。

マネ｢...603号室です。では、｣

s｢ありがとうございます。｣









マネージャーに教えられた病室に向かうと、



そこには、ミツが立っていた。









ki｢...こんな時間まで、どこで何してたの？｣




s｢...あ、他の人と用事があって、...

電話すぐ出れなくて、ごめんなさい。｣





ガシッと腕を掴まれて、

人気のない所まで連れてかれた。




胸ぐらを掴まれて、壁に押し付けられた。

s｢.....っ！...｣







ki｢.....なぁ、お前が突き落としたんだろ？｣


s｢...え、ちがっ...やってない...｣




ki｢酔ってたから、おぼえてねぇーとかだろ？｣



ミツに詰め寄られる。

なんで、俺がやったって思われてるんだろう...

違うって訴えても信じてくれない...








ki｢...ほんとさ、マジでやめてくんねぇかな？...｣


さらにグッと壁に押し付けられて、苦しい。


上手く息ができない...






s｢.....ﾊｧ...ﾊｧﾊｧ...ﾊｧﾊｧﾊｧ.....｣





ki｢...ﾁｯ...またそれかよ...｣




ミツは俺の事を乱雑に手放して、

去っていった。









...ﾊｧ...ﾊｧﾊｧ.....ﾊｧ...


早く落ち着かなきゃ...


そう思うほど、苦しくなって...









...ﾊｧﾊｧ...ﾊｧ.....ﾊｧﾊｧ...




あぁ...ずっと一人で苦しむのかな？...









？｢...千賀？｣

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